カテゴリ:読書
毎夜毎夜、暑い都内はなんとも寝づらい。
ので、 寝ていない。 ここ2・3日、夜の時間は専ら読書に当てている 目が霞み目だわい。 毎夜毎夜、繰り返すが、暑い。 暑い夏といえば稲川純二か、京極夏彦か。 今こそ読み時、先日より読み進めている京極夏彦、2冊を読破。 腕が筋肉痛だわい。 『塗仏の宴―宴の支度 』 『鉄鼠の檻』 塗仏はページ数と内容が若干軽かったので意外とサクサク。 短編集だと思いきや、続き物であったので、 読み終わったその足で『宴の始末』を買いに地元の本屋へ。 が、 5件6件回っても、何故だか『始末』だけがどこにも無かった。 今、『姑獲鳥の夏』が劇場公開されている為、 シリーズ全てを平棚に置いてある本屋が殆どだったが、 棚にも下棚にもストックにも、 どこの本屋にも『始末』だけが売り切れていたのである。 なんとも。摩訶不思議。 京極先生、世の中は不思議だらけでした。 武蔵野の本屋にはなんか憑いてんのかい? 続き物の間に違う本を入れるのは嫌だったが、 本がないからしょうがない。でも活字が読みたい。 仕方ないので、シリーズさかのぼり、唯一読んでいなかった 『鉄鼠の檻』を購入。 あー私これ好きじゃないわ。 が正直なところですかね。 今までで一番中弛しまくり。 居眠りこいたり、ご飯入れちゃったり、集中も途切れ途切れ。 ところで読んでていつも気になるんですけど、 特に今日読んだ 『塗仏の宴―宴の支度 』と『鉄鼠の檻』、 私の中での重たい共通項が作家関口の“立ち位置”。これ。 鼠では 「後から聞いた話であるが―――」的な表現が章の頭に来る事が多かった。 塗仏では 霧の中にずーっと居るかのような表現の世界を進む。(話の内容的にもね) 上2作は時間を(ワザと(?))暈かして書いてるからそう感じるのかなー。 姑獲鳥以降唯一ただ、見てる人関口氏。 シリーズ最後、姑獲鳥より後は 全部関口君の“不思議な”夢でしたとか、 そういう夢落ちがあったらどうしよう。と、浅はかにも思っちゃうよ。 立ち位置が常にフワフワしてないすか?関口君。 それこそが憑物が憑く隙だ、人だ、といったらそうなんですけども。 これ、みんな普通に流して読んでるんだろうか。 私、すげー気になっちゃって。 読んでてたまに不快になったりするよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 15, 2005 11:21:10 PM
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