ゆたろんブログ

2011/11/15(火)11:14

4号機爆発の謎 核兵器製造疑惑 ありえない水素逆流説で真相隠蔽に必死の東電

東電はあいかわらず、4号機爆発は3号機からの水素逆流が原因だと言っているが、 何の根拠もないデタラメであることをはっきり指摘しておこう。 http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/335.html 言うまでもなく水素は最も軽く逃げやすい気体で、閉じ込めておくのは極めて難しい。 地面近くの排気管まで下がって横に流れ、隣の建屋に入り込むことはまずあり得ない。 3号機建屋の最上階天井から1階まで水素が充満しなければ排気管には到達しない。 建屋の気密性はあまり高くないから、あちこち隙間からどんどん漏れてしまう。 仮に水素が3号機建屋全体に充満していたら、もっとすごい爆発になり、 下層階までメチャメチャになっていたはずだ。 また排気管は4号機と共有の排気塔につながっており、4号機に流れ込む前に 煙突から上空に放出されるはずだ。 百歩譲って4号機に逆流したとしても、3号機爆発、つまり水素流入が止まってから 20時間も後に爆発することはない。 定期検査で機材過重積載のところに大地震に襲われ、ヨレヨレ、ひび・隙間だらけの4号機である。 そんなに時間があったら水素はほとんど外へ逃げてしまうし、たとえ残っていてもわずかで、 あれほどの大爆発を起こすことはないだろう。 もう一つ、ブローアウト・パネル開放の可能性もある。 http://ja.wikipedia.org/wiki/ブローアウトパネル 1号機の水素爆発で慌てふためいた東電は、2号機海側のブローアウトパネルを大急ぎで開放し、 間一髪で水素爆発を防ぐことができた。煙を噴いているあの角穴である。 下には落下したパネルが写っている。 http://photos.oregonlive.com/photo-essay/2011/03/fukushima_dai-ichi_aerials.html 当然、3,4号機にも同じ対策をしようとしたはずだ。3号機には落下したパネルが見当たらない。 おそらく充満した水素濃度、あるいは線量が高くて作業ができず、もたもたしているうちに あの大爆発が起きたのだろう。 4号機はどうか。2号機同様、パネルが落ちているのがはっきり写っている! 東電は黙っているが、爆発前にパネルが開放されていた可能性が高いのだ。 そうなら穴が開いている建屋に軽い水素が20時間も滞留することは絶対にない。 いや逆流どころか水素爆発でなかった可能性が大きい。 かつて4号機燃料プールで検出されたヨウ素131を東電は3号機から飛んできたと主張し、 ガンダーセン氏にあり得ないと一蹴されたが、今度は水素がやってきたと同じウソを言っている。 東電が必死で爆発原因を隠蔽しようとするのはなぜか? 使用済み燃料プールで燃料溶融が起き爆発したことを隠すためか? その危険性はすでに政府・東電は認めており、起きたとしても隠す意味はない。 http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/538.html それに公開された燃料プール映像を素直に見る限り、健全であり溶融等は起こっていないようだ。 http://www.youtube.com/watch?v=kHQtTdzBylA となると爆発の原因はおそらく原子炉内部にしかない。 東電は4号機原子炉は空だと言っているが、公衆安全ネットワーク氏などが指摘しているように、 発煙の位置、自衛隊撮影のサーモグラフから、炉内に発熱体があるのは明白である。 http://phnetwork.blogspot.com/2011/05/blog-post_27.html もし燃料集合体をいくつか燃料プールから移動していたのなら、なぜそう発表しないのか? 国民に知られたくない理由があるからではないか? 一部では、福一では核兵器用プルトニウムの製造、保管が密かに行われていたと指摘されている。 日本の黒い霧氏、nqlab氏、ハタ次男氏のブログを紹介させていただく。 http://blog.goo.ne.jp/adoi http://nueq.exblog.jp/16597973/ http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-340.html とくに、燃料集合体を頻繁に交換し、プルトニウムを効率よく抽出していたのではないか、という ハタ次男氏の指摘は興味深い。 これだけひどい事故、広範囲の汚染を引き起こし、これからおぞましい被曝被害が始まる。 どうあがいても原子力産業は終わりだ。 この期に及んで、ウソをついて事件を矮小化しようとしても無意味だ。 それを一番良く知っているのは東電だろう。 それにもかかわらず真相を必死で隠し続けるのはなぜか。 単なる原発事故ではなく、国民に絶対知られたくないことがあるのではないか。 疑惑を晴らすためにも、東電は水を抜いた空の原子炉の映像を公開すべきだ。 (水を抜けば軽くなり、倒壊しにくくもなるはずだ) 水が抜けないのなら燃料プールと同じように水中カメラ映像でもよい。簡単である。 あわせて4号機の爆発映像も公開すべきだ。 映像がないとは言わせない。常時数十台のカメラがあちこちで監視しているはずだ。 それができないのなら、4号機炉内にはあってはならない燃料があり、 国民にはとても公表できないことをしていた。 それが爆発の原因だと疑われてもしかたがないだろう。 大バカ揃いのマスゴミと違い、われわれ国民は東電が考えるよりはるかに賢いのだ。 デタラメ逆流説でだませると思ったら大まちがいである。

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