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せめてもの反抗?
ただの甘えん坊? 社会は善と悪だけで、構成されてるわけじゃないんだよ。 最も短い会社での一日。昼下がりに出社して、夕方すぎには帰宅の途につく。 堂々巡りで対話は続く。俺は思っていたことや、引っかかっていたもやもやをできる限り、吐き出した。「考えすぎなんだ」うろこの落ちる音が聞こえる。何をするにも理由が欲しくて、納得しないと動けないし、たいしてやりもしないくせにうんちくを掲げて大義を見つけようとする。 「それじゃ哲学者じゃん?」 「・・・大学で哲学勉強してましたから・・・」 「そんな思考じゃ、理由考えてばっかだよ。仕事なんてほとんどや付け仕事なんだぜ。」 「そっか。働く理由なんて要らないわけだ。」 「一歩、踏み出さないと。理由とかはとりあえず置いといて。」 ほんの少しだけ、霧が晴れたような気がする。仕事なんだから、働けばいいんだ。こんなこといったら、当たり前だ!ってどつかれるかもしれないんだけど、今までの自分は見えもしないその先のことばかり考えていた。得られる何か。見出される意義。そして存在の根本。 でもさ、結局、俺達はプロだから。やらなきゃいけないことが出てきちゃうんだな。それをうまく捌いて、そしてその先に行けばいいんだろう、と。そう考えただけで、ほんのわずかな捉え方の違いなんだけどふっと気持ちが軽くなった気がする。単純明快。単細胞な男だ。 その後、「やつ」に報告に行く。謝りはしない。けど。ほんと口の悪いやつだし頭ごなしにどなるし・・・言葉を返したい気持ちがふつふつと湧いてくる。「いやな奴がいたら殴っちまえよ!!」がやつの口癖だが、一番殴りたいのはあんただ、ほんと。でもフォローする気持ちはこれっぽっちもないけど、反論したい気持ちになれる、そのことは事実みたいだ。さきのマネージャーとの会話では、こっちから言葉が湧き上がってくるなんてことはついぞなかった。いい言葉が並んで、丸め込まれた感すらある。汚い言葉で罵倒しても、相手の言葉を引き出すことができるのならば、そこからまたひとつの真実が見えてくる、なんていうこともあるいはいえるのかもしれない。きれいな理路整然としたことしか言わないやつの言葉を鵜呑みにしちゃいけないなんてことは、恋愛相談においたって一緒だろ? 「納得できないということに納得できました」 という類のことをたしか言ったんだと思う。ただ土曜と違ったのは、やつは俺の言うことをうなずきながら熱心に聞いていたということ。そして豪快に笑いやがったということだ。 土曜以来、一緒に追試を受けた連中に会うときまずくて。 怒られて、その後どうなったんだ?ってのを気にしてくれてるのがありありで。まぁどうってことないよ、と言う態度でてきとーにかわす。いや、ほんとにどうってことなかったんだから。自作自演みたいなものだから。 でも、ほんとにあの勢いもって会社辞められてたら、今ごろ自由人だなぁ・・・ま、英語に訳すと、フリーターなんだけどね。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年12月17日 22時37分10秒
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