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カテゴリ:ボードゲーム関連
えー、珍しくゲームの説明をさせていただきます。
「地球崩壊への序曲」 なんだか厨二パワーがみなぎるフレーズですが、 これがゲームの名前です。 時流を3周遅れて乗りこなすことに定評のあるこのブログ。 今回はマヤ暦による地球崩壊ネタに乗っかってみました。 カードゲームです。箱はこんな感じ。 (クリックで拡大) ![]() 国産です。 で、タイトルの上のあおり文句には「世紀末」の文字が。 そう、なっんつっても1990年のゲームです。古!なんつーか、20世紀少年ですよ!ってネタも古! このゲーム、古すぎてマイナーすぎて、知ってる人がいたら驚きです。あのTTBさんも知らないに違いない!多分ね! もうどこで買ったのかも忘れました。 よくぞ捨てずに持っていたものですが、 理由は箱の裏の一番下に。 ![]() 「環境保護のため、このゲームは絶対に捨てないで下さい。」 もちろんです!根っからのエコロジストですから!うそです! 箱の中にはカードと説明書が入っているだけ。 カードはこんな感じ。 ![]() ちょっと小さめ。 デザインはロマンを感じさせる、なかなかの出来。 テーマとしては、タイトルの通り、 環境破壊により崩壊していく地球を救う、というもの。 なので、ゲームの開始時には、 各プレイヤーにそれぞれの地球が配られます。 ![]() 60~85まであります。 この環境破壊レベルを0ぴったりにしたプレイヤーが勝ち、です。 環境破壊レベルを下げるためには、このカードをプレイします。 ![]() 描かれてある数字分だけ環境が回復していきます。 現実とは違って簡単なお仕事。 ただ、ぴったり0にする前に、 もうひとつ大事な仕事があります。 絶滅危惧種の保護です。 このカードを出すことで、保護できたことになります。簡単。 ![]() しかし!当然すんなり行くはずがありません! 「妨害カード」で他人を邪魔します!安直!いえ、決してけなしてはいません!地球崩壊の危機なのに、まだるっこしい事なんかやってられません! まずは環境汚染! ![]() このカードを出されると、対応する回復用カードを出さない限り、 まったく何も出来なくなります。 そして、もうひとつの妨害カードとして、環境破壊レベルを上げるものが! ![]() 今となっては別な意味で破壊力バツグンのカードが。 当時の発想で最大限ありえそうなものが「放射能もれ」だったんでしょうが、実際は「メルトダウンして施設が爆発」ですから笑えません。 事実は小説よりも奇なり。 回復系はこちら。 ![]() 上段のカードは環境汚染と環境破壊をどちらも回復できる、オールマイティなカードです。 意味はよく知りませんが、なんだかすごいです。 デザインセンスが。 レトロフューチャーなSF的描写に「なんでも回復できるモノなんてありえねー」という自虐的な意思が伝わってきて好感が持てます。 ただ、このカードでも回復できないものがあります。 環境破壊レベルがぴったり0になる前に出さなくてはいけない「動物保護カード」を打ち消すこのカードにだけは対抗できません! そのカードとはこちら! ![]() 「密猟」! パーン! ママン! 涙を誘う展開ですね! これやると確実にヘイト値があがります。 保護してる動物と違いますが、いいんです。きっと、この動物が狩られることで生態系が崩れ、いわゆる「風が吹いたら桶屋が儲かる」的な流れで保護した動物が奪い去られるのでしょう。深い。 実際には密猟されても、山札がなくなった時には捨て札を再度切りなおして 新しい山札にするので、狩られた絶滅危惧種も再登場します。 そのあたりを考慮したのか、2枚ドローで1枚プレイ、1枚捨て札にする、という進め方なので、割りに早くカードがめぐってきます。 で、保護した途端、また狩られる→また出現→密猟→出現→密猟・・・って感じで、まったく絶滅しません。どんなに狩っても大丈夫!安心なカードゲームですね! と、大体の説明は以上ですが、ここまでの内容で勘のいいゲーマー諸氏はお分かりの通り、このゲーム、プレイ人数が多いと終わりません。 解決策はひとつ。プレイ人数を減らします。 このゲーム、かなりやりこみましたが、みんな熟練してきた頃には、暗黙の了解で、最初に配られた地球の環境破壊レベルが85あたりのプレイヤーを狙い、環境汚染で足止した挙句、放射能漏れで環境破壊レベルを100にされて地球崩壊=ゲームオーバー、という一連の連携プレイがそつなく行われるようになりました。 まぁ、単純明快なバカゲーですが、当時はかなり遊びましたねー。ゲームが終わった後の疲労感といったら…… もうどこにも売ってないどころか、Google先生にも見つけられない状態ですが、プレイしなくても何ら問題ありません。 まぁ、良くは知りませんが「流用は業界に認められた文化」らしいので、再販の可能性はありますね! 以上。誰か来る前に終わります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.01.21 12:33:54
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