|
カテゴリ:ボードゲーム関連
![]() ボドゲ部レポートはちょっとひと休み! トリックといえばテイキング、 トリテが好きで好きでたまらない、 ルールをおかずにどんぶり飯3杯はいけるという、 超限定極少数の方々に! 是非このゲームを紹介させてください! 【S-EVOLUTION】 ![]() (写真はクリックで拡大) 当然トリテです。 しかもエッセン2013の新作! 内容はフツーじゃありません。 まぁ、フツーのトリテってなんやねんて話は置いときまして。 まずはざっとした流れを。 最初に自分専用のデッキとリソース管理用のボードが配られます。 ![]() (個人ボード 左側で資源の管理。 右側の建物に人を配置することで特殊効果を得ます。) ![]() (1人分のカード。右側が発見カードです。) 自分の種族を養うのに必要な資源をトリックテイキングで獲得していきます。自分のデッキから5枚手札を用意し、これを使い切ると1ラウンド終了、資源を清算。人口分の資源を獲得できていれば得点をゲット。このときに資源を消費することで特殊効果を取得し、次のラウンドに備えることも出来ます。 これを自分のデッキがなくなるまで、都合6ラウンド繰り返し、点数を一番集めた人が勝ち、となります。 もうひとつ得点の手段があって、「発見」のカードを、トリテで取得して同じ色で揃えて行くと、1枚=1点、2枚=3点、3枚=6点、4枚=10点……というシャハト傾斜での得点になっていて、揃えば揃うほどゲーム終了時に点が入ります。 それではもう少し詳しく。 まず「トリテで資源を獲得」の部分。 手札の準備のため、自分のデッキから今回のラウンドのためのカードを4枚ひきます。ここに、各プレイヤーに時代1(原始)から6(現代)まで6枚配られている「発見カード」のうち、時代1の発見カードを混ぜて、計5枚の手札を用意します。 この5枚でトリテするわけですが、ここでタイトルにもなっている「進化」が絡んできます。 ![]() (得点ボード。共用。上にならんでいるのが進化。) 最初はみんな「原始」の文明レベルから始まるのですが、 この時代では、引いたカードを見ることができません! なので、引いたカードを上から順に出すだけです!運任せ! なんせ原始ですから!おばかなのです! しかも文明レベルが低いので、スート関係なし。 数字の大きさのみで勝負です。単純。 これが、進化することによって時代が進むにつれ、 原始:上から出すだけ ↓ 野蛮:中身を見て出す ↓ 中世:スートによるマストフォロー ↓ 産業革命:切り札の概念登場 と、ルールも進化していくのです! 進化の度合いはプレイヤー次第なので、 当然、文明レベルがバラバラの状態でトリテすることになります。 するとどうなるかというと、 中世のプレイヤーが出した札はフォローしないとだめなのですが、 野蛮人はフォローの概念がないので必ず負けとなります。 産業革命プレイヤーが切り札を出すと、 中世のプレイヤーは切り札の概念がないので必ず負け。 進化したものが勝つ! 進化の概念をルールの増加で現してるんですね~~! このルールを聞いたとき思いました。 突き抜けてるなと。 ほんと天才とバカは紙一重なんだなと。 こいつはどっちかというとバカ寄りだなと。 素晴らしいです。 で、トリテで強い順に、今勝負した場札を1枚ずつ取っていきます。 札には資源(食料、道具、発明)が描かれてあり、 これがそのまま自分の資源となります。 ただ、資源の代わりに「災厄」が描かれたカードもあって、場を引き締めます。 たいていは資源がなくなる効果があるのですが、 ほかにも「反啓蒙主義」というカードがあったりして、 こいつを取得してしまうと文明の進化が否定され、 次のターンは自分がどんなに進化していようと、 原始時代なみにカードを見ずに出すことになります! なにしてくれんのよ! ![]() (災厄カード。 資源を失ったり、トリテのルールが退化したり。) また、「発見カード」はトリテ勝負に関係なく、 カード分配の最初に自分が出したカードか、 もしくは同じ時代のプレイヤーが出した発見カードを取得できます。 自分が最初に持っている発見カードは、 色がある程度ばらけているため、 点を伸ばそうと思えば、他人からゲットする必要があります。 発見カードは出せば必ず取得しなくてはいけない事から、 タイミングをはかって出すことで、災厄カードを避けることが出来ます。 狙って出したいところですが、まぁ、なかなかそこまで気が回らないと思いますw 手札を使い切ったら「資源の精算」です。 今獲得した手札に描かれてある資源を 個人ボードに反映させていきます。 まず、災厄の効果を適用。 これで前のラウンドで貯めていた資源が0になったりします。容赦ない。 次に獲得した資源を反映し、その後人口に見合う分の資源を減らします。 時代によって必要な資源が決まっていて、 原始では食料だけなのが、 中世になると食料と道具、 産業革命の時代になってくると食料と道具と発明と、 3種類全部を人口に見合う分確保する必要があります。 ここで資源が足りていれば「人口×必要だった資源の種類」分、得点をゲット。 時代が進むと必要な種類も増えますが、 得点も多く獲得できます。 そしてさらに! 必要とされるすべての資源を人口分満たしていれば! 晴れて次の時代に進化できるのです!! 進化すれば、どんどんいつものトリテに近づきます! ていうかコレ進化が進んだ終盤じゃないと、 いつものトリテができやしねーんです!すげぇ!!すげぇよ! このなんとも歯がゆい状況でトリテするのがたまりません! そうそう、どれか一つでも資源が足りなければ進化できないのですが、 必要とされる資源が全て足りなければ、逆に退化するんですねーw そう、あの、行き当たりばったりな時代に逆戻り! それに加え! ここで0になってしまった資源がある場合、 なんと人口が減ってしまいます! 人口が減ると、得点力が減ることもありますが、 次に述べるリソースマネジメントも不利になるんですねー。 リソースマネジメント。 そう、まだ要素あるんですよ。盛りだくさんなんだからもうニクイなこの。 で、その「リソースマネージメント」ですが、 ここでは余った資源を使って特殊効果を獲得できるのです! 食料を使って人口増加。 道具を使えば資源獲得の際に+1できる効果。 発明を使えば資源のトレードが出来たり、 災厄カードを1枚なかったことに出来たりします。 ただ、人口の分だけしか特殊効果に配置できないので、 多くの特殊効果を得るためには、人口を増やす必要があります。 かといって人口を増やしすぎると 次のラウンドに獲得すべき資源も増えてしまって これまたマネジメントが大変なことに! もうほんとイヤラシイ!もっとやって! どうですか! トリックテイキングに楽しそうなアイデアを つぎ込めるだけつぎ込んだ意欲作! 要素盛りだくさんなので、 ある程度ゲームに慣れたところではじめて 本来のトリックテイキングを楽しめるような気がしますw かなり物好きじゃないと耐えれないとは思いますが、 一度遊んでみる価値はありますよ! ![]() (プレイ風景。4人で説明込み1時間半くらいだったかなー。) ここまで読まれたトリテなあなた! 欲しいでしょ?欲しいはず! テイキングしたくなったはず! そんなあなたに朗報です! ココ http://www.spiel-ou-face.com/sevo_eng.htm で購入が可能です。 なんと送料4ユーロ! さぁ、れっつテイキン! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ボードゲーム関連] カテゴリの最新記事
|