MyWorld(...is Board Game!!)

2014/10/29(水)11:38

ボドゲだらけのおとぎばなし

ネタ(338)

ボとぎばなし 昔々あるところに、ボドゲが大好きなボじいさんとボばあさんが住んでいた村に行ったことのある人がスタートプレイヤーとなります。 ボじいさんは増築するため山へ柴刈りに、ボばあさんは家族を増やすために川へ洗濯するよう配置されました。 ボばあさんは川で、どの洗濯ものから洗おうかとグズグズ長考しているうちに、川上からウボンゴ、ウボンゴと大きな桃のような箱が流れてきました。 ボばあさんはとてもビックリしましたが、マストフォローのルールに従い、大きな桃の箱をテイクして家に帰りました。 一方、竹取の翁とバッティングしたのでこのターンでは何も獲得できなかったボじいさんは、スタPの権利を得るために駕籠チケットを使用しました。 いち早く家にたどり着いたボじいさん、チップやトークンを型枠から抜いていると、ボばあさんが大きな桃の箱をかかえて帰ってきました。 ボじいさんはその箱を見てびっくり! 「ボばあさんや!その大きな大きな桃の箱を、いったいどの棚にしまうつもりじゃ!」 ボばあさんは新しいボドゲを開けたくて興奮しきっていたため、うすうす勘付いていたそんな瑣末な問題は軽く聞き流し、すぐさま包丁で桃の箱にかかっていたシュリンクを破りました。 すると中からはなんと!大きな赤いポーンが出てきたではありませんか! 話の流れから赤ん坊が出てくるとばかり思っていたボじいさんはびっくり!急いでショップにコンポーネント不備の連絡を入れようとしました。 しかしその時、ボばあさんが言いました。 「ボじいさんや!このポーン、日本語版にすると萌え擬人化しよったで!」 そこで二人は、誰得な擬人化をした男の娘に「ボド太郎」という、原題から微妙にハズした日本語タイトルを、雰囲気をガン無視したフォントでつけました。 それからというもの、ボド太郎は、ボじいさんとボばあさんがせっせと積みあげる未開封のボドゲに負けず、すくすくと大きくなりました。 しゃがむのももう十分だと判断したボじいさんとボばあさんは、資源をきびだんごに変えてボド太郎に持たせ、鬼が島へ鬼退治に向わせるアクションを選択しました。 ボド太郎は、ひとりでボドゲを回すときに現れる脳内プレイヤーのイヌさん、サルさんと、登鯉さんのSPIELEステッカーをお供に、鬼が島、別名エッセンに向けて旅立ったのでした。 途中、機内では日本公開が熱望されながらその予定が立っていない未公開映画などを鑑賞しながら、なんとか無事にエッセンにたどり着いたボド太郎ですが、現地のあまりのボドゲフィーバーぶりにびっくり!SAN値をがっつり削りとられたボド太郎は、喜び勇んでボドゲの山に飛び込んでいきました。するとそこには、頭のてっぺんからつま先まで全身緑色の「ボドゲの鬼才」がいるではありませんかうらやましい!! ボド太郎はすかさずSPIELEステッカーを取り出して鬼に取り入り、一緒に写真を撮ったりサインをいただいたりして散々楽しんだ挙句、来年も必ずくるぞと決意を新たにしたのでした。めでたしめでたし。

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