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ワルディーの京都案内

2015/06/01
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テーマ:癌(3427)
カテゴリ:癌治療振り返り
 粒子線治療の振り返り総括です。

 昨年7月に右側腎臓後部の後腹膜脂肪肉腫と診断され、12月末まで6回の入院による抗癌剤治療を受けてきました。幸い腫瘍部最大径が11cmから6cmまで縮小しました。M病院の主治医から透析を準備したうえでの残っている腎臓(私は腎盂癌ですでに左側腎臓は切除)ごとの切除手術を勧められました。セカンドオピニオンを2か所受けるなかで、腎臓を温存できる治療法として重粒子線治療の紹介を受けました。

 兵庫県粒子線医療センターで診断してもらったところ、再発率約3割で、再発時の手術はかなり困難、腎不全になって結局透析をしなければならないリスクもあるが、治療は可能とのこでしたので、粒子線治療を受けることにしました。

 3月12日の治療開始前の担当医からの最終説明で、腎不全のリスクが描いていたイメージよりかなり高いということを感じ、透析を準備したうえで切除手術をして再発したら粒子線治療を受けるという方法もある(すなわち再発しても有効な治療方法がある)ことを知り悩みましたが、一晩熟考してやはり腎臓を残せるチャンスのある粒子線治療を受けることにしました。

 入院は3月12日から5月1日まで。照射治療は炭素線照射32回、3方向(1回は1方向)からの照射でした。聞いていたとおり「痛くも痒くもない」治療で、治療のストレスはほとんどありませんでした。副作用も、ほぼ確実に起こる皮膚の炎症以外は特に目立ったものはありませんでした。これも特に生活に支障があるものではありませんでした。説明を受けていたように治療中は、腫瘍の大きさに変化は見られませんでした。

 病室は経済的な観点から四人部屋を選択しましたが、プライベートがかなり確保されており、4人共有のトイレや洗面所もあり、充実した設備で快適に過ごすことができました。デイルームなども充実していて、食堂もきれいで明るく、同じ部屋の方々とも楽しく過ごさせていただきました。

 治療による拘束時間は待ち時間も含めて1時間くらいですし、体は元気ですので、時間をいかに使うかが課題になります。パソコンの持ち込みが自由でしたので、ブログを書いたり、会社や家族との連絡をしました。あと備え付けの新聞を読んだり、持ち込んだDVDで録画してきたテレビ番組を視たりしました。天気が悪くなければ一日5000歩の散歩を日課にしました。2日だけですが遠出もしました。修復の終わった姫路城と小京都の「たつの」に小旅行もしました。週末やメンテナンス日(4日か5日間くらい)には、5度一時帰宅しました。こういう具合で、時間を持てあますことはなく、むしろもっと時間があればいいのにと思ったくらいです。

 入院中に再就職した会社を退職しました。幸い会社は医療センターから車で行ける距離でしたので、治療の合間を縫って、2日間かけて事務所と本社にあいさつと手続きのために行くことができました。

 延べ13人の方がお見舞いに来てくださいました。ありがたいことです。

 治療は健康保険がきかず、一律約288万円の自己負担ですが、幸い医療保険に先進医療特約が付いていたので、半分くらいは保険で補填できました。入院費用や交通費なども含め持ち出しは約167万円でした。

 治療終了後、もとのM病院に戻って、経過観察の相談をしました。3ヵ月に一度、血液検査、尿検査、CT(たまにMRI)で経過観察(再発と腎不全が主な懸念事項)していただくことになっています。皮膚の炎症の状態は、皮膚状態の写真をメールで医療センターに送ってケアの指示を受けています。今後、経過観察の状況を「マイカルテ」(下記写真参照)に記入したうえ、診断画像といっしょに治療センターに都度郵送します。粒子線治療の経験からアドバイスをもらいながら、経過観察を進めていくことになります。


 写真は経過観察に使う「マイカルテ」です。粒子線治療の経過の他に経過観察の結果を書くシート、問診票、体調変化や質問・不安事項を書く連絡書などがファイルされています。経過観察のたびに患者と粒子線医療センター間で郵送でやりとりします。

P1140886(マイカルテ).jpg



 セカンドオピニオンで粒子線治療の紹介を受けたとき「再発予防のため追加治療で化学療法を受けることになると思う」と書いてありました。粒子線治療センターの先生からも、M病院の先生からも、追加の化学療法は勧めないとのことでした。意見が食い違っているので、セカンドオピニオンを受けた医療機関で再度セカンドオピニオンを受けて、その根拠・理由、化学療法の推奨度合いを確認したいと思っています。

 腎臓を温存したので退院後は全く生活の質を落とすことなく元気に生活しています。会社は辞めましたが、極端な行動制限もなく、意欲も前向きです。粒子線治療を選択して本当によかったと思っています。再発や腎不全はある程度覚悟していますので、仮にそうなったとしても後悔をすることはないでしょう。とにかく一日一日を大切に、一生懸命生きていきたいと思います。

 1ヵ月にわたり私の受けた粒子線治療の振り返りを書いてきました。皆さんに少しでもお役にたつことができれば幸いです。お読みいただきありがとうございました。


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最終更新日  2019/08/03 10:18:49 AM
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