テーマ:京都。(6067)
カテゴリ:京都歩き
【2015年9月27日(日)】
天気の良い一日でした。少し暑いくらいでした。 23日に特別拝観の大徳寺塔頭「孤篷庵」に行ったとき、お彼岸の法要で拝観できなかったので、今日家内といっしょに行ってきました。この前と同様、今宮神社横の100円パークに駐車。ここは1時間100円です。大徳寺までは少し歩かないといけないですが、この安さはお薦めです。大徳寺の駐車場だったら、2時間で500円ですから。いつの間にかこの近辺の駐車場事情に詳しくなってしまいました。その駐車場から歩いて10分くらいで孤峯庵です。 孤篷庵への参道。落ち着いた石畳の参道です。 表門 孤峯庵の石碑 写真撮影禁止ですので、いただいたパンフレットの写真を使わせていただきます。拝観料は一人800円で、普通の特別拝観の600円に比べるとお高いですが、見所も多く、丁寧に説明いただけましたので、それなりの価値を感じることができました。 孤篷庵は大徳寺の塔頭の一つです。開基は小堀遠州。寛政5年(1793)に焼失した後、遠州を崇拝していた松江の大名である、松平不昧公が遠州好みの旧様式に依って再興しました。 本堂前庭は二重の刈込籬(まがき)を作って水平線とし、船岡山を借景としていますが、今はビルなどが見えないように木を植えており、船岡山は見えません。向かって左手には編笠門があります。 茶室忘筌席からの庭の眺めです。障子が半分になって下が吹き抜けになっていて、前栽や手水鉢や燈籠が見えるように工夫されています。千利休の草庵風の侘茶の対して、書院式の茶室の完成を表すものです。右手に診えるのは手水鉢「露結」。茶室内の襖と壁は狩野探幽筆の四季山水の図です。 直入軒前庭は湖景になぞらえて造られた近江八景の庭といわれます。遠州は近江で生まれました。蹲踞(つくばい)には蝉型の水覆いがかけられています。 刈り込みの形が丸くなっていますが、それまでは世の中には角型の刈り込みしかなく、遠州が西洋風の丸い刈り込みを初めて用いたとの説明でした。 火灯窓(花灯窓)の裏側は武者隠しになっているとのこと。違い棚上の小さな引戸の絵は松花堂昭乗によるもの。 直入軒の北に位置する茶室「山雲床」は、大徳寺塔頭龍光院にある「密庵席」をもとに松平不昧によって造られたなど諸説あります。 庭にはキリシタン燈籠(織部燈籠)、「布泉の」などがあります。この蹲踞は屋根においた水槽からサイフォンの原理でこんこんと水が湧き出る仕掛けになっています。 この孤篷庵は去年初めて特別公開で一般公開され、非常に好評だったため今年も特別拝観を企画したとのことでした。しかし来年以降は未定とのことです。一度は観ておきたいところだったので、今回拝観できて本当によかったです。 帰りに今宮神社参道にある「一和」さんで名物「あぶり餅」をお土産に買って帰って、帰宅してすぐに次女といっしょに食べました。電子レンジで暖め過ぎて、餅どうしがくっついてしまいましたが、白味噌仕立てのタレがとても美味しく、初めて食べた次女も大満足でした。 今日のスポーツ。 照富士、怪我を押して出場しましたね。私は見られませんでしたが、本割で勝って優勝決定戦に持ち込んだんですね。大したものだと言いたいところですが、やはり勇気を持って休むべきだったと思います。照富士の相撲人生もはやこれまでとならないことを祈るのみです。 ジャイアンツがヤクルトに負けましたね。これでヤクルトに決まりでしょうか。 ※今日は、「ルーブル美術館展」鑑賞記はお休みです。 (続きます) よろしかったらぽちっとお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021/03/29 10:17:25 AM
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