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2015/11/20
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テーマ:癌(3513)
カテゴリ:癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。

≪2015年6月23日の記事≫  

 鹿児島県に住む女性(67)は2011年1月、胃の左のあたりに重いような違和感を覚え、かかりつけの地元の病院に出向いた。

 CT検査で、膵臓(すいぞう)の中心部(膵体部)に直径5センチほどの腫瘍(しゅよう)が見つかった。詳しく調べるため、1週間後に造影剤を使ったCT検査を受けた。すると、腫瘍は膵臓内の動脈を巻き込んで広がっていることがわかった。

 「ステージ4の進行したがんです。リンパ節に転移しています。腫瘍の近くに動脈があり、出血の恐れがあるので手術はできません」。主治医から告げられた。女性は動揺しながらも、「2人の孫の成長を見ないで死ねない。絶対に治ってやる」と心に誓った。

 膵臓は長さ約20センチで、胃の裏側に横たわるようにある。食べ物の消化を助ける膵液や、インスリンなど血糖値を調節するホルモンを分泌している。

 日本では年に3万人ほどが膵臓がんで亡くなっている。初期の段階では自覚症状が乏しく、見つかったときには進行していることが多い。また、膵臓のまわりに存在する太い血管やリンパ節にがんが広がり、全身に転移しやすい。国立がん研究センターなどの調査によると、膵臓がん患者全体の5年生存率は約10%という。

 女性は、膵臓がんを告知されたことを子どもたちに電話で知らせた。独立して東京で暮らす長男(41)と次男(37)は「東京に来て治療するべきだ。治療法も選べる。僕たちがすべての世話を引き受ける」と言ってくれた。

 1週間後の次の診察。女性はどこでどんな治療を受けるか決めかねていた。主治医は「抗がん剤治療も格段に進歩しています。こちらでもいろいろな治療法を紹介していきます」と説明してくれた。そのうえで、ある提案をされた。

 「最近、指宿(いぶすき)市に陽子線という放射線を使ったがんの治療施設ができました。一度、見学に行ってみてはどうでしょうか」

 「陽子線」。女性には初めて聞く言葉だった。施設は11年1月から治療を開始したばかり。主治医は「陽子線治療の施設は国内にいくつかでき、進行した膵臓がんの治療成績がよいと評判になっています」と付け足した。


診断結果の説明を受ける際、主治医から女性に渡されたメモ。「膵体部癌(がん)」などと書かれている

1.jpg



 今回のシリーズは、私が受けた「重粒子線治療」の兄弟のような「陽子線治療」です。

 この女性は「陽子線」ということばは初めて聞かれたようです。でも主治医は知っていて選択肢の一つとして提案してくれています。膵臓癌が手術では治らない場合が多く、陽子線治療が選択肢の一つとしてそこそこポピュラーになっていたからだと思います。

 私は後腹膜脂肪肉腫でした。すでに腎盂がんで片方の腎臓は取っており、残った腎臓の後ろに脂肪肉腫ができました。泌尿器科担当で、抗がん剤治療を受け、ある程度小さくなりましたが、これ以上抗がん剤治療を続けても効果が少なく、体への負担が大きいことから、透析を準備したうえでの残った腎臓ごとの切除手術が提案されました。

 他の医療機関で、「やはり残った腎臓ごとの切除しかないですね。」と言ってもらって、決心をつけやくするために、2つの医療機関にセカンドオピニオンを聞きにいきました。大阪のセカンドオピニオンで、「粒子線治療で治療ができるかも。それなら腎臓が残せます。」という提案が出ますした。

 主治医に、「粒子線治療の可能性を確認に行ってきます。」と言ったら、「えぇ、治療としてそんな選択肢があるんですか?」

 CT画像を主治医からもらって、粒子線医療機関に行ったところ、「治療可能です。」とのこと。そこで入院治療して、腎臓を残したまま経過観察中です。

 泌尿器科の場合、腎臓が2つあれば、1つとっても大丈夫、腎臓が1つだけなら、透析という方法があるのでもう1個とっても大丈夫。とにかく切除する。そんな発想にどうしてもなるようです。

 ところが大阪のセカンドオピニオンでは整形外科が窓口でした。整形外科では手術不可能な場合は、粒子線治療を選択肢とした症例をたくさんもっていたので、私の場合も提案することができたのでしょう。

 まだまだ陽子線治療を含む粒子線治療は、医者も知識がない場合が多いのです。治療の選択肢として提案がなくても、粒子線治療が選択肢の一つになり得る場合があることを患者は知っておかなければなりません。


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最終更新日  2018/12/15 08:07:54 AM
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