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ワルディーの京都案内

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2016/01/28
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カテゴリ:美術・博物館
2016年1月28日(木)】

 どんよりとした曇りの一日でした。今日も散歩以外は外出なしで、のんびりしました。現役時代には考えられなかった生活です。いいものです。こういう生活が耐えられないという定年退職者も多いようですが、私は真逆の人間のようです。

 ブログ件数を減らしたので、ブログ、三味線練習に加え、京都検定勉強、年末年始でしばらくできていなかった貯金、株式などの現状確認に昨日からとりかかることができました。

 そして、今日は去年12月に受検した、京都検定の結果が郵送で届きました。推定通り、私は1級7回目の不合格でした。

 詳しくは、http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/201601280005/



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フェルメールとレンブラント展 #8

昨年の12月19日に二人で京都市美術館に観にいった「フェルメールとレンブラント展」の作品を、ネットの情報を使って紹介しています。


【2】オランダ黄金時代(続き)

【2-5】静物画家たち


鈍く光る銀の食器、ワインが半分つがれたガラスの杯、色とりどりの瑞々しい果物や野菜…オランダ絵画の神髄、静物画には様々なものが写実的に、細密に描かれています。これらの作品には漆器や陶磁器などの珍しい贅沢品も描かれ、当時、オランダには世界の遠方から珍しい物資が集まっていたことを反映しています。実物と見紛うほどの貝、器、皮をむかれた果物などを堪能できます。

●作品27 フローリス・ファン・スホーテン《果物のある静物》
     1628年 個人蔵


 本作のように、さまざまな種類の果物が強烈で鮮やかな色彩で描かれるのは、初期静物画の特徴です。メロンや外国産のブドウのような異国の果物が描かれていることから、オランダの生活水準の豊かさ見てとれます。

27.jpg

【フローリス・ファン・スホーテン】
《果物のある静物》を描いたフローリス・ファン・スホーテンは、静物画のみならず、さまざまな野菜が並び、召使いのいる台所画でも成功を収めました。




●作品28 ウィレム・カルフ《貝類と杯のある静物》
     1675年 財団美術館、オーフェルエイセル (オランダ)


ここにはエキゾティックな品々が満ち溢れています。
中央には貝殻の杯、その周りには異国の貝殻、サンゴ、東洋の織物、そしてアジアからもたらされた黒い漆塗りの箱などが置かれています。
これらは東インド会社によってアジアからオランダにもたらされたものであり、17世紀オランダに莫大な富をもたらしました。

28.jpg

【ウィレム・カルフ】
初期のパリでの活動期に描いた「つつましやかな静物画」と、後期の「豪華な静物画」でその名が知られています。



●作品29 ピーテル・クラースゾーン《銀器やグラス、皮の剥かれたレモンのある静物》
     1660年 個人蔵


作者のピーテル・クラースゾーンがこの世を去った年に描かれました。この作品は生涯最後に制作された作品のひとつであり、もしかしたら絶筆かもしれません。銀やガラス、錫、パンにレモンというさまざまな材質が非常に効果的に表現され、ほとんど筆跡が見えないために、我々が目にしているのが絵画だということを忘れさせるほどです。また、銀製やガラス製の品々の表面には実に素晴らしい光の反射を表現しています。

29.jpg

【ピーテル・クラースゾーン】
《銀器やグラス、皮の剥かれたレモンのある静物》を描いたピーテル・クラースゾーンは、は、アントワープ近郊のベルヒェムで生まれました。17世紀、彼が生み出した静物画は「宴卓画」と呼ばれ、料理で埋めつくされたテーブルが描かれました。


●作品30 アブラハム・ファン・ベイエレン《果物とエビ、ワイングラスのある静物》
     1650-60年頃 個人蔵


狭い空間に描かれた品々は、絵の隅々にまで充満するかのようで、濃縮された構図が静物の豊饒さを際立たせています。このように高価な食材や食器が描かれた「豪華な静物画」は、所有者が己の富を誇示できる静物画として喜ばれました。

30.jpg

【アブラハム・ファン・ベイエレン】

《果物とエビ、ワイングラスのある静物》を描いたアブラハム・ファン・ベイエレンが専門とした絵画は、海洋画、魚をモティーフとする静物画、そして豪華な静物画の3種類です。「豪華な静物画」により、彼はオランダ静物画の最も重要な代表的画家のひとりとなりました。




●作品31 ウィレム・ファン・アールスト《狩りの静物》
     1670-80年 個人蔵


死んだ雄鶏が、鉄の鉤に脚を結びつけ吊り下げられています。雄鶏の隣に置かれているのはヤマウズラです。この作品は羽の一枚一枚が最新の注意を払って描き分けられており、翼の柔らかな感触を感じ取れそうなほどです。

31.jpg

【ウィレム・ファン・アールスト】

《狩りの静物》を描いたウィレム・ファン・アールストは若いうちにパリやフィレンツェに移り住み、画家として成功を収めていきました。1657年にはアムステルダムに戻りましたが、作品にはファーストネームをイタリア式に変えた“Guillermo”と署名していました。彼はイタリア時代にメディチ家に仕え成功を収めたことを誇りに思っていたのでしょう。


(続きます)



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最終更新日  2021/07/13 10:15:25 AM
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