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2018/05/24(木)06:41

【がん情報】多発性骨髄腫:5 情報編 新薬登場、広がる選択肢

癌治療情報(593)

朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。 ≪2015年12月5日の記事≫   多発性骨髄腫は高齢者に多く、40歳未満ではまれな病気だ。国内では年間に10万人あたり2、3人がなるとされる。  この病気は、白血球の一種「形質細胞」ががん化する。形質細胞は、免疫を担うたんぱく質である「抗体」をつくる。がん化して「骨髄腫細胞」になると、無秩序に抗体を生み出す。この抗体が血液や尿中に異常なたんぱく質として増え、貧血や免疫機能の低下、腎機能の障害などが起きる。  また、骨髄腫細胞から骨を壊す指令が出るため、骨が弱くなる。  連載で紹介した東京都の音楽教師でテノール歌手、YAさん(44)は、中国・上海で医師から「がんは早期発見、早期治療をすれば予後が良い」と説明された。これは、がんについての一般論でこの病気には当てはまらない。  YAさんを治療した国立がん研究センター中央病院の造血幹細胞移植科の金成元(キムソンウォン)外来医長は「症状がない骨髄腫を早期に治療しても生存期間の延長は望めない」と話す。また、利益がないばかりか「治療には重症感染症などのリスクが伴い早期から治療を始めると、合併症などで必要なタイミングで適切な治療を受けられなくなる恐れがある」という。  このため、骨髄腫細胞や異常なたんぱく質が少なく、腎臓など臓器の障害が出ていなければ、治療を始めないのが一般的だ。  以前は、抗がん剤と、免疫の作用を抑えるステロイドを組み合わせる治療が主流だった。  2006年に「ベルケイド」、08年に「サリドマイド」が治療薬として国内で承認され、この病気の治療は大きく変わった。二つの薬は骨髄腫細胞の増殖を妨げる作用がある。再発したケースや難治性の場合でも血液や尿から骨髄腫細胞が見つからなくなる「完全寛解」になるなど、治療成績があがった。その後、サリドマイドの構造を変えてつくった新薬「レナリドミド」や「ポマリドミド」も発売され、治療の選択肢が広がっている。  これらの薬は骨髄腫細胞などの増殖を抑えられている間は使い続けるのが原則だ。体力のある若い患者の場合、これらの治療に、大量化学療法と造血幹細胞移植による治療も組み合わせる。 多発性骨髄腫の症状  この記事ちょっとよく理解ができません。 >以前は、抗がん剤と、免疫の作用を抑えるステロイドを組み合わせる治療が主流だった。  YAさんは、抗がん剤とステロイドで治療をスタートしています。残念ながら今回のシリーズは何を言いたかったのか分かりませんでした。YAさんには、もっとよい方法があったと言いたいのか、適切な方法をとったと言いたかったのか。 >2006年に「ベルケイド」、08年に「サリドマイド」が治療薬として国内で承認され、 >この病気の治療は大きく変わった。  YAさんの経過には、「新しい薬」と書いてあるだけで、ここに出てくる薬のことを言っているのかどうかもよく分かりません。  私の理解不足かもしれませんが。最後の肝心の情報編がフラストレーションが溜まる記事になってしまいました。同じ症状に悩む方々に有効な情報になったのかどうか心配です。 よろしかったらぽちっとお願いします。 にほんブログ村 ___________________________________________________________________ 【関連カテゴリー記事一覧】 ◆がん治療情報 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=16 ◆がん治療日記 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=10 ◆がん治療振り返り http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=11

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