テーマ:京都。(6067)
カテゴリ:京都歩き
4月12日(火)(2016年)二人で訪れた、妙心寺塔頭の退蔵院と大法院についてです。
その日の日記 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/201604120008/ 妙心寺は本山のほかに46にもおよぶ塔頭がありますが、常時拝観できるのは、妙心寺本山(法堂・浴室)、塔頭の退蔵院、桂春院、大心院だけです。 大法院は、「禅寺一斉拝観」で特別公開中でした。 退蔵院と大法院の妙心寺境内の位置です。 ●退蔵院 退蔵院は常時拝観できる塔頭の一つですが、春の枝垂れ桜が有名で、特に春は人気があります。。 退蔵院は、応永11年(1404)に、越前の豪族、波多野出雲守重通が妙心寺第三世の無因宗因禅師に帰依し、無因宗因禅師を開祖として建立されました。 妙心寺は足利義満の弾圧で名を竜雲寺と変えられ、 関山一派の人々も祖塔を去る悲運に見舞われました。無因宗因禅師は高徳を惜しまれて大徳寺へとの誘いがありましたが、固く辞して西宮の海清寺に隠棲し、ついに時の有力者たちに終生近寄ることがありませんでした。 退蔵院は応仁の乱で妙心寺とともに炎上しましたが、1597年に亀年禅師によって再建され、今に至ります。 「退蔵」という言葉には、「価値あるものをしまっておく」という意味があるように、陰徳(人に知られないようにして良い行いをする)を積み重ね、それを前面に打ち出すのではなく、内に秘めながら布教していくということを示しています。 ・境内図 ・山門 退蔵院の山門は、妙心寺塔頭でもバランスの整った美しい形状を残した「薬医門」であると言われており、江戸中期に建設されたものです。「薬医門」は親柱二本、控え柱二本からなり、当時、高貴な薬医にしか与えられなかった御屋敷門の形でした。昭和60(1985)年には京都府の有形文化財に登録されました。 ・庫裏
・書院と本堂の間の庭 ・陽の庭 反対側には「陰の庭」があります。2つの庭の間に紅枝垂れ桜があります。 ・つくばい 水琴窟の音を聞くこともできます。 ・余香苑 造園家の中根金作により設計されました。 ・大休庵前の桜 (続きます) ------------------------------------------------------------------- よろしかったらぽちっとお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021/10/02 02:01:45 PM
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