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ワルディーの京都案内

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2016/06/23
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テーマ:京都。(6049)
カテゴリ:京都案内
2016年6月23日(木)】

 今日は、シニアガイド会の新人研修第7日(実地研修は2日目)でした。

 今期入会予定の受講生が2班に分かれ、よく訪れる観光地に行って、先輩ガイドさんから、その地の説明のポイントとノウハウを伝授してもらうという内容です。これが3日間あり、その後、3日間我々が模擬ガイドをするということになっています。

 今日は、その第1日で、八坂神社、伏見稲荷、東寺と移動しながら、先輩ガイドさんから説明を受けました。

 雨が心配されましたが、八坂神社でも、伏見稲荷でも雨は降らず、東寺に移動したころには、晴れて風も吹いていて、朝ほど蒸し暑くなく快適でラッキーでした。

 どこの説明も知っていることがほとんどでしたが(かと言って、それを説明できるわけではありませんが)、いくつか新しく知ったこともありました。


●八坂神社


・元の祭神である牛頭天王は釈迦の生誕の地に因む祇園精舎の守護神。
 そのため祇園社と呼ばれ、仏教色が強く、初期は興福寺、その後延暦寺が末寺とした。
 明治維新後の廃仏毀釈で、牛頭天王は素戔嗚尊と習合され、純粋な神社になった。

・祭神は素戔嗚尊、櫛稲田姫命、八柱御子神であるが、櫛稲田姫命は素戔嗚尊の妻、
 八柱御子神は素戔嗚尊の8人の子供。
 1月3日に舞殿で「かるた始め」が行われるが、これは神話によると最初に和歌を
 詠んだのが素戔嗚尊と云われているため。
 
・本殿の下には、大きな池があって龍が棲むという伝説がある。これが青龍と言われ、
 京の都を守っているという。竜宮城につながっているという伝説もある。

・南楼門を出て右に、与謝野晶子の歌碑とともに「月下氷人石」がある。 
 江戸時代には迷子を探す手だてとして,石碑の片側に迷子の名前等を書いた紙を貼り,
 情報を持っている人が反対側にその情報を書いた紙を貼るという習俗があった。
 京都では八坂神社以外に、誓願寺の迷子しるべ石、北野天満宮の奇縁氷人石がある。
 「月下氷人」とは、仲人の別名。

*八坂神社訪問を指定してくるケースは少ないらしく、時間調整に訪れることが多い
 ようです。時間がない場合、特に女性がいる場合は、本殿にお参りするよりも、
 肌がきれいになるという水が湧き出る「美御前社(うつくしごぜんしゃ)」が喜ばれる
 とのこと。


京阪電車で祇園四条駅から京阪電車で移動。


●伏見稲荷大社


・楼門前の眷属のキツネは向かって左側は鍵をくわえ、右側は玉をくわえている。
 奈良五条市(花火発祥の地)の花火屋が稲荷信仰をしていて、ここにもお参りに
 来たことがあった。後に江戸に店を出したとき、屋号を「鍵屋」とした。その後
 のれん分けをうけた番頭は「玉屋」という屋号をつけた。お店はともに繁盛し、
 花火が上がると「鍵屋」「玉屋」の声がかかり賑った。

・楼門は、豊臣秀吉が母親の病気平癒を祈願したときの御祈祷料で建てられたもの。
 最初1万石だった祈祷料は、後に5千石に値切られた。

・千本鳥居は、いわゆる千本鳥居と呼ばれるところには1000本弱しかないが、全山
 では1万本くらい。一番小さくい鳥居の奉納料は17万円。30年くらいしかもたない。
 もってもらっても困る。新しいのと入れ替えられないので。

・門前に「袮ざめ家」という食事処がある。屋号の「袮」は、太閤秀吉が母の病気治癒の
 お願いに伏見稲荷大社へ毎朝詣で、その時朝早くから開けていた当店(おそらく当時
 は茶店)に正室袮々さんの「袮」を頂いたと云い伝えられている老舗。

*それにしても、平日だというのにすごい人出でした。ほとんどが外国人観光客。
 過去何度か来たことがありますが、昔は千本鳥居で人どおりがなくなるのを待って
 誰もいない千本鳥居の写真を撮ることができましたが、今は、無理。無理どこ
 ろか渋滞です。すごいことになっていました。



P1160505-.jpg

 JRで京都駅へ移動。いつも座学で同じ机に座っているお二人と、京都駅八条口レストラン街のお蕎麦屋さん「葵」で昼食をごいっしょしました。その後、集合まで時間があったので、イオンで色々お話しました。少しずつ同期入会の方々と親しくなっていきます。


●東寺

 東寺は拝観料が必要ですが、ガイドの研修ということで、無料で拝観させていただきました。

・大師堂の背後に亀のような動物が碑文を支えている石像がある。この想像上の動物を
 贔屓(ひいき)と呼ぶ。中国の伝説によると、贔屓は龍が生んだ9頭の神獣・竜生九子の
 ひとつで、その姿は亀に似ている。重きを負うことを好むといわれ、そのため古来石柱
 や石碑の土台の装飾に用いられることが多かった。日本の諺「贔屓の引き倒し」とは、
 「ある者を贔屓しすぎると、かえってその者を不利にする、その者のためにはならない」
 という意味の諺だが、その由来は、柱の土台である贔屓を引っぱると柱が倒れるからに
 他ならない。

P1160507-.jpg


 色々参考になりました。今日の中で、私が模擬ガイドをするのは、東寺の金堂ということになります。



(内容再考版。原文は非公開日記に移動済み。)

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最終更新日  2021/10/02 02:07:44 PM
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