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ワルディーの京都案内

2016/07/26
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テーマ:京都。(5814)
 「京都市内全寺社巡り」2016年7月21日(木)山科区12日目の第3回です。


◆この日の行程、ルート地図、歩行データは投稿済みです。
http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/201607210007/


◆その地図へのプロットは下記です。
https://drive.google.com/open?id=12eNlB8ebLm_Mp_OYXlJ93cwAwFI&usp=sharing


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それでは第3回です。

琵琶湖疏水沿いを西進し、天智天皇陵の北辺を過ぎたところにある朱塗りの橋を渡って、本圀寺に入ります。


●本圀寺(日蓮宗)

妙顕寺と並んで京都に2つある日蓮宗総本山の1つですが、昭和になって色々あった、いわくつきのお寺でもあります。

日蓮宗(法華宗)の宗祖・日蓮が鎌倉松葉ヶ谷に法華堂を構えたことから始まると伝え、1345年(貞和元年)に日静が光明天皇より寺地を賜り、六条堀川に移転しました。日静は足利尊氏の叔父と伝え、寺は足利氏の庇護を受けました。応永5年(1398年)には後小松天皇より勅願寺の綸旨を得ています。

1536年(天文5年)の天文法華の乱では他の法華宗寺院とともに焼失し、堺の成就寺に避難しましたが、1542年(天文11年)、後奈良天皇は法華宗帰洛の綸旨を下し、本国寺は1547年(天文16年)、六条堀川の旧地に再建されました。

1568年(永禄11年)、本国寺は織田信長の支持によって再上洛を果たした足利義昭の仮居所(六条御所)となりました。翌1569年(永禄12年)には本国寺を居所としていた足利義昭が三好三人衆により襲撃される事件(本圀寺の変)が発生しています。信長により本国寺は取り壊され、それぞれの建築物は二条城に運ばれて再組み立てされたといいます。

1615年(元和5年)、徳川家康は本国寺の寺領を安堵。徳川光圀は当寺にて生母の追善供養を行い、1685年(貞享2年)、光圀から圀の一字を下され、本圀寺と改称しました。1711年(正徳元年)には徳川家宣の襲封祝賀のため来日した朝鮮通信使の宿舎となっています。1863年(文久3年)、水戸藩主徳川慶篤に率いられた尊攘派志士が、本圀寺に駐屯して皇室の守衛や慶喜の補佐にあたり、本圀寺勢と呼ばれました。

1921年(大正10年)、本圀寺は明徳女学校を設立。同校は京都市西京区に移転し、京都明徳高等学校となっています。これは皆さんあまり知らないことではないでしょうか。

その後、本末解体による六百旧末寺の離散や多数の訴訟と借財により、本圀寺は荒廃して六条堀川での創建の地を売却して、1971年(昭和46年)山科に移転しました。

金色の鯱や龍、仁王像に大梵鐘、その他金色ずくめの装飾を施した寺院となりましたが、最近、旧に復されています。

本山は山科に移ったものの、旧塔頭は現在も六条の旧地に十六院残っています。

旧寺地は西本願寺の北側で、西本願寺の本願寺聞法会館や駐車場の敷地となっています。

以上が本圀寺の概要です。


・総門要付関

P1080305.JPG



この本圀寺、2009年に一度参拝しています。今回ご朱印をいただこうと社務所に伺ったら、拝観もできるとのことで、拝観もさせていただきました。拝観料500円はいいとしても、ご朱印500円はいかがなものかと。普通は300円ですが。


回廊をぐるっと回って、いくつかのお堂を拝観します。


・客殿

 「本圀寺」の額。謂れを説明いただきましたが、忘れてしまいました。

P1080312.JPG



続いて本師堂、大本堂を拝観させていただきました。


本師堂には長さ日本一とういう涅槃図が巻かれて置かれていました。2月に公開するそうです。

本師堂前の朝鮮狛犬は加藤清正公寄進によるものだそうです。



・大岩さん
  
 大師堂の裏にあります。本圀寺の住所は山科区御陵大岩町。町名の由来にもなっています。

P1080308.JPG



・ご朱印


20-本國寺(web).jpg



堂内拝観後、境内を巡りました。

2009年に拝観したときは、もっと金ピカの印象があったのですが、今回はそうでもありませんでした。概要のところにもあったように、最近、金ピカを落ち着いたものに変えたようです。

2009年のときの写真とも比較してみましょう。



・開運門と鐘楼

この門は、加藤清正公が朝鮮出兵の出陣に際して、門を閉じずに出征し、凱旋帰国するまでは開けられる事が無かったため、「開かずの門」と言われます。また、尾張の貧しい家の出身ながら、秀吉のもと戦功を重ね、肥後熊本82万石の大名に登りつめた清正公にあやかり「開運門」ともいわれます。

開運勝利の神様―せいしょこさま(清正公)―が寄進されたもので、「南無妙法蓮華経」とお題目を唱えながらくぐると、清正公の勝運・開運にあやかれるそうです。

P1080306.JPG


上の写真では鐘楼が右に見え、梵鐘は普通の色ですが、2009年に訪れたときには、別の場所にあり、金ピカでした。

2009年当時の鐘楼の写真

P1050238-.jpg



・仁王門

古い部分と新しい部分が混在しています。

P1080314.JPG


2009年当時。 仁王さんも鯱も金ピカです。

P1050239-.jpg



・九頭竜弁財天

P1080316.JPG


2009年当時。鳥居も金ピカです。

P1050245-.jpg



・大本堂(手前)、本師堂(背後)、日蓮上人像


本師堂には日蓮大聖人が亡くなるまで離さず拝んでおられた持仏の釈迦尊「閻浮第一立像釈迦牟尼世尊」が祀られています。 「閻浮第一(えんぶだいいち)」とは、世界に二つとないという意味です。

P1080319.JPG

P1080318.JPG


2009年当時。燈籠、お堂の縁の擬宝珠が金ピカです。

P1050252-.jpg



・加藤清正公廟『真正廟』

清正の娘、瑤林院が建立しましたが、墓は生前に作ったもので、朝鮮出兵の前に、両親の遺骨、自身の肉歯、毛髪を石室に納めた生き墓です。

1592年、文禄慶長の役を前に、16世日しん(示偏に眞)上人より首題七字の旗を授かり、妙経一万部読誦会を依頼して戦勝祈願を行ったと云われます。

本圀寺は清正の菩提所として、夫人・清浄院と娘・八十姫(瑤林院)の墓も隣に建てられています。金色の鳥居は近年になって建立されたものです。

P1080317.JPG


2009年の写真。ここは金ピカ状態はあまり変わってないようですが、鳥居の場所が変わったようです。

P1050241-.jpg



経蔵は修復中でした。お寺の方の話ですと、以前は国宝だったのが、重要文化財に格下げされたとのことです。

2009年当時の経蔵の写真

P1050255-.jpg



 拝観を終わり本圀寺を出ようとしたところで、見るべき石碑が本圀寺の東側にあることを思い出しました。「たたら遺跡」の石碑です。しかし、境内をぐるっと回ったときには気が付きませんでした。どこからどういっていいかわかりません。さきほどの社務所に行って、案内していただいた方に聞きました。その方いわく、「私も行ったことがないのでよく分かりませんが、客殿の裏にあるようですから、回りこんで行けばあると思います。ただ、道が悪いので、怪我してもしりませんよ。」とのことでした。恐る恐る行ってみたら、それほど悪い道でもなくすぐ見つかりました。


●たたら遺跡石碑


[南]この付近 たたら遺跡
[東]古代製鉄遺跡
[北]昭和四十七年六月十一日認証記念 洛東ライオンズクラブ

 日本古来の方法による製鉄をたたら製鉄といいます。この遺跡は,比良山系から湖西・湖南地域に分布する製鉄遺跡の一つ,如意ヶ岳南麓遺跡群に含まれる御陵大岩町遺跡です。これらの地域の製鉄は6・7世紀を最盛期とし,鉄鉱石を原料としていたと考えられています。

P1080321.JPG



本圀寺をあとにしました。



(続きます)

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最終更新日  2019/08/26 10:37:36 AM
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