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ワルディーの京都案内

2016/08/01
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テーマ:京都。(5824)
「京都市内全寺社巡り」2016年7月27日(水)山科区第13日目の第2回です。


◆この日の行程、ルート地図、歩行データは投稿済みです。
http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/201607270003/


◆ルート、訪問地プロットのオリジナルは下記です。
https://drive.google.com/open?id=1MoOqYBgZk5sF5srdqHZ1RpL0zKM&usp=sharing


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それでは第2回です。

日向大神宮を参拝後、参道を東のほうに下ります。

途中から参道は左京区に入ります。右手に安養寺があります。


●安養寺(西山浄土宗)(左京区)


本尊は恵心作という阿弥陀如来。開祖・円仁像も安置されています。円仁により、天台宗の寺として開かれたといいます。安土・桃山時代、1590年、道観により浄土宗に改宗されました。

P1080385.JPG

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 下の写真の、左の階段の門は閉まっていますが、その右の道が、安養寺の境内に入れる階段に繋がっています。一番右の道を上がっていくと日向大神宮です。二本の石柱はその二の鳥居ですが、水平の石である笠木や貫が無くなっています。他のブログを見ると、ちゃんとある写真もあったので、最近、損壊してしまったのだと思います。

P1080388.JPG



 分かれ道に、右が「神明道」すなわち日向大神宮への参道であることを示す道標が立っています。

P1080389.JPG



 さらに参道を下りていくと、インクラインの上に出て、第3トンネルを出てきた琵琶湖疏水を渡ります。

●九条山浄水場ポンプ室

 赤坂離宮、京都国立博物館の設計者である片山東熊が設計しました。九条山浄水場ポンプ室は、防火用水を京都御所へ送る目的で建設された建物です。大正天皇が皇太子だった頃に、疎水を船で下り施設を視察されるとの話があり、豪華な装飾を施したと伝えられています。この様な経緯から、側面にある出入口とは別に疎水側にも玄関が設けられています。

 京都御所への送水は、約30メートル高い大日山の貯水槽に揚水、41メートルの落差をとり、京都御所までの約4キロメートルの距離を600ミリの鉄管でつなぎました。配管老朽等のため平成4年に廃止されました。

P1080390.JPG



●琵琶湖疏水第3トンネル出口

 九条山浄水場ポンプ室横に、第一疏水の出口があります。

 近くに寄れないので、扁額の文字は確認できませんが、下記のように書いてあります。

美哉山河(うるわしきかなさんが)

三条實美 筆

なんと美しい山河であることよ
 国の宝である美しい山河を守るには,為政者の徳と国民の一致が大切との含意も(史記・呉記列伝)

P1080392.JPG

P1080391.JPG



琵琶湖疏水トンネルの扁額の文字は京都検定にもよく出題されますので、ここでまとめておきます。

◆第2疏水取入口(滋賀県)

萬物資始(ばんぶつとりてはじむ)

久邇宮邦彦 筆
すべてのことがこれによって始まる(易経)


◆第1疏水第1トンネル東口(滋賀県)


氣象萬千(きしょうばんせん)

伊藤博文 筆
千変万化する氣象と風景の変化はすばらしい
(宋・岳陽樓記の一節)


◆第1疏水第1トンネル内壁

寶祚無窮(ほうそむきゅう)
北垣国道 筆

皇位は永遠である


◆第1疏水第1トンネル西口

廓其有容(かくとしてそれいるることあり)
山縣有朋 筆

悠久の水をたたえ,悠然とした疏水のひろがりは,大きな人間の器量をあらわしている


◆ 第1疏水第2トンネル東口


仁似山悦智為水歓歡
 (じんはやまをもってよろこびちはみずをもってなるをよろこぶ)
井上 馨 筆

仁者は知識を尊び,知者は水の流れをみて心の糧とする(論語)


◆第1疏水第2トンネル西口

隨山到水源(やまにしたがいすいげんにいたる)
西郷従道 筆

山にそって行くと水源にたどりつく


◆第1疏水第3トンネル東口

過雨看松色(かうしょうしょくをみる)
松方正義 筆

時雨が過ぎるといちだんと鮮やかな松の緑をみることができる(唐・盧綸の詩)


◆第1疏水第3トンネル西口

美哉山河(うるわしきかなさんが)
三条實美 筆

なんと美しい山河であることよ
 くにの宝である美しい山河を守るには,為政者の徳と国民の一致が大切との含意も(史記・呉記列伝)


◆疏水合流トンネル北口

藉水利資人口(すいりをかりてじんこうをたすく)
田邊朔郎 筆

自然の水を利用して,人間の仕事に役立てる


◆第1疏水殉職者慰霊碑(蹴上)
  田邊朔郎が明治35年に私費建立した

一身殉事萬戸霑恩
  (いっしんことにじゅんずるはばんこおんにうるおい)

田邊朔郎 筆


◆蹴上”ねじりマンポ”南側

雄觀奇想(ゆうかんきそう)
北垣国道 筆

見事なながめとすぐれた考えである


◆第2期蹴上発電所入口

亮天功(てんこうをたすく)
久邇宮邦彦 筆

民を治めその所を得さしめる(書経・舜典)


参道を三条通まで下りたところに、日向大神宮の一の鳥居があります。

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 三条通の北側を山科方向に戻ります。東山ドライブウェイへの橋を越えて、すぐの道沿いに石仏群を収めたお堂があります。

●日ノ岡大日堂の石仏


右奥の大きな石仏は、義経伝説にまつわる「蹴上の石仏」の一つといわれています。

 義経の伝説とはこうです。

 牛若丸が金売吉次に伴われて、奥州へ下るために九条山の坂にさしかかった。そのとき、たまたまこの坂を下りてきた九人の平家の武将達が水溜りの水を牛若丸に蹴りかけてしまった。牛若丸がその無礼をとがめて喧嘩となり、九人の武将達を斬り捨てたことからこの地区を蹴上と呼ぶようになったという。怒りも収まった義経は平家の武将達を不憫に思い、九体の地蔵を街道に安置し菩提を弔ったという。

 日ノ岡峠の山科側は九体町といい、その地名の由来については、斬り殺された9人の菩提を弔うために村人が石仏を9体安置したのが地名の由来とする伝承があり、この9体の石仏のうち、現在も3体は街道筋に残されているといいます。

 日ノ岡大日堂の石仏は、このうちの1体といわれています。

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その大日堂の後ろに、怪しげな廃墟を発見。

●「和鳳美術館」(廃墟)

 ネットでは有名な廃墟らしく、「和鳳美術館」という美術館だったようです。全和鳳(チョン・ファフォン)という在日韓国人の美術家が運営していました。

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東山ドライブウェイを上っていきます。東山ドライブウェイは、1959年(昭和34年)に日本道路公団の有料道路として開通しましたが、その後、京都市に移管され、現在は京都市道渋谷蹴上線となり無料で通行することができるます。ただ自動車専用道路だったと思うので、歩道がなく、車に怯えながらの歩きになります。

 

左手に昔アミューズメントパークだった東山アクアパークの廃墟が見えてきます。

●東山アクアパーク(廃墟)


 1991年7月27日にオープンし、2007年に休業となったようです。2007年といえば、私がアメリカから帰任した翌年。けっこう最近の話です。私たち家族が京都に引っ越してきたのは1990年。子供たちはプールに行きたい年頃だったはずですが、このプールの存在は記憶にありません。

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 この道沿いにあるはずの2つの石碑「花山道路碑」に注意しながら歩きましたが、結局見つかりませんでした。帰ってきてから、ネットで調べました。「花山道路碑」は、道路沿いの藪の中にあり見つけるのがむつかしそうですが、場所はより詳しく特定できました。もう一つの「日岡峠修路碑」は東山ドライブウェイ沿いではなく、三条通沿いにあることが分かりました。いずれも東山区の歩きのなかで再度トライです。

 

 将軍塚から下りてくる道の交差点を将軍塚方向に上ります。将軍塚展望台の駐車場への道に道標があります。

●清水寺・山県有朋紀念樹・高台寺【道標】(わずかに東山区に入ったところ)

P1080399.JPG

[北東]右 山縣公紀念樹 高臺寺
[南東]左 清水寺
 
慈眼居士中井三郎兵衛が東山周遊の便にと建立したものの一つです。東山区の歩きで、同じような道標が多く登場することになります。



●将軍塚市営展望台(東山区)


P1080400.JPG

 車で無料で上がってこれて、駐車場代も無料。京都市内の展望そして夜景を安価に楽しめるスポットです。

 ただ、最近できた後で紹介する近くの将軍塚青龍殿からの眺めに比べると劣ります。ただし青龍殿は500円必要です。



駐車場の周辺にはたくさんのネコがいます。捨てネコをボランティアのみなさんが世話しておられるようです。

P1080401.JPG

P1080402.JPG



将軍塚青龍殿に向かいます。

(続きます)

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最終更新日  2019/08/26 10:38:46 AM
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