カテゴリ:京都のニュース
2016年12月12日 京都新聞ホームページから
桃山時代から江戸初期に京都で活躍した絵師海北友松(1533~1615年)の書状が94年ぶりに再確認された、と京都市東山区の京都国立博物館が12日、発表した。妙心寺(右京区)への屏風(びょうぶ)画料の受取状で「当時の絵師の書状は少なく、寺と生々しいやりとりを示す貴重な資料」としている。 友松は近江の武家出身で、狩野永徳に師事したとされる。建仁寺(東山区)の雲龍図(重要文化財)など迫力のある画風の水墨画や、妙心寺の「花卉(かき)図屏風」(同)の華やかな金屏風など多彩な作風で知られる。 書状は1922年に美術雑誌で紹介されて以降は所在不明で、妙心寺の文書調査で今春確認された。縦34・1センチ、横13・5センチで「屏風制作の報酬で銀子1貫目と銀子20枚という過分な額を確かに受領した」と記され、落款が押されていた。 山本英男学芸部長は「画料は現在で236万円ほど。妙心寺所蔵の友松の屏風(いずれも重文)は3双あり、合計金額とすればかなり抑えた価格。どのような意図があったか興味深い」と話す。 書状は同博物館開館120周年記念の特別展覧会「海北友松」(来年4月11日~5月21日)で公開される。 左下に海北友松の落款が押された、妙心寺への屏風画料の受取状(京都国立博物館提供) よろしかったらぽちっとお願いします。 にほんブログ村 _____________________________________________________ 「京都のニュース」カテゴリー http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=20 「京都の行事・お祭り案内」カテゴリー http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=32 「京都検定過去問」カテゴリー http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=28 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019/05/18 08:27:53 AM
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