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ワルディーの京都案内

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2017/04/20
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テーマ:京都。(6065)
カテゴリ:修学旅行ガイド
2017年4月20日(木)】

 今日は、修学旅行ガイドの2回目でした。去年単独ガイドとしては11月2日が初めてのガイドででしたが(#1#2#3)、それから約半年経過して、ようやく2回目です。しかし、この半年の間に、固定点や公募ガイドを経験してきたので、ほとんど不安感なしで臨むことができました。やはり経験ってすごいなと思いました。

 今回は、甲信越の公立中学校でさんでした。中学校を単独で担当するのは初めてでです。中学校の生徒さんは思春期の年頃なので、対応がむつかしい場合もあります。そんな場合にも、誠心誠意対応するのが我々ガイドの務めではあるのですが、やはり自分の担当する班はどんな子供たちなんだろうと、当日朝は期待と不安で迎えます。

 一応、今日訪問する先の「紙芝居」は、前回準備済みのものに加え、昨日不足部分(大部分ですが)を一通り準備しましたし、必要なところは下見にも行きました(北野天満宮、白峯神社三十三間堂)ので、準備もできています。

 修学旅行は1班1人のガイドなので遅刻したら大変です。ですので、交通機関の渋滞や事故を心配して、かなり早めに集合場所に来られる方も多いですし、私もそうしています。今朝も、着いてからの時間潰しが必要なことは承知で早朝のバスに乗りました。

 ホテルでの担当ガイド集合では、色んな場所のガイドでお知り合いになった方も多く、3分の2の方は存じ上げている方で、そういった意味でも、だいぶ会に慣れてきたという感触です。

 この学校は去年まではガイドなしの班別自由行動だったのですが、今年初めてシニアガイド依頼とのこと。リピートしていただくためにもしっかりガイドを務めねばなりません。

 生徒たちとの合流が、ホテルのロビーで始まりました。私は下のようなフリップを持って生徒たちと会いました。前回から工夫したのは、生徒たちの名前を加えたこと。




 今日は地下鉄も使いました。皆さん京都は初めてで、地下鉄に乗るのも初めてとのこと。甲信越からであれば、そういうこともあるのだなぁと再認識。案外、寺社より地下鉄に乗ったことのほうが思い出に残る賀茂しれません。

 最初の目的地は金閣寺でしたが、9時過ぎには着き、拝観が始まったばかりだったため、拝観券売り場に長蛇の列。こういう時間帯は待つこと覚悟です。夕佳亭では、石で出来た「貴人榻」(きじんとう)(貴人が座る席)に座って記念写真を撮りましたが、皆さんシャイなようで、一人だけでした。このへんで、いい子たちなんだが、シャイな子が多いというのが分かってきます。

 不動堂でお参りしたのですが、柏手を打つ子もいて、お寺では「手を合わせて、頭を下げるだけですよ。」と説明。そういう点でもシニアガイドを付けるというのは意味があると思います。

 北野天満宮では、帰りに大黒天の燈籠へ。小石を口(頬の穴?)に小石をのせて落ちなければ金運に恵まれるといわれています。男子が一人挑戦し、何とか成功。こうやってだんだん打ち解けていきます。生徒たちも事前に修学旅行の相談はしているでしょうが、行動をともにするのは初めてでしょうから、こうやって生徒も打ち解けていくところがあるようです。

 銀閣寺付近で昼食ですが、よく使う「大銀食堂」は定休日。「お多やん」「カフェ・ベア」のショーウインドウを両方見てもらって、男子の一人がスイーツがある「カフェ・ベア」のほうがいいといったので、「カフェ・ベア」に入りました。私が下見をしたことがあるところです。学校の決まりで、スイーツは昼食といっしょに食べることののみ許可されているのですが、この男子、スイーツのみを注文。無類のスイーツ好きで、スイーツに蜂蜜をかけていました。これには女子もビックリ。

 三十三間堂では、「京都は第二次世界大戦で空襲をほとんど受けなかったので、こういったお寺や仏像が残っている。でも実は原爆投下の候補になっていた。でも京都には落とされす、長崎や広島に落とされ、多くの人が犠牲になった。もうこんなことが起きないような平和な世の中であって欲しいね。」

 最後の伏見稲荷大社へ。この辺になると生徒たちも足が疲れたと言いだします。スイーツを食べることができれば、休むこともできますが、単独のスイーツは禁止。かといって、なかなか多人数で座れるようなところは観光地にありません。このような場合のために、景色がいいところで、どこかまとまって座れる場所を把握しておくというのも必要です。

 楼門の前で、沿革を説明。銀閣寺のときもそうでしたが、生徒たちよりも、そばにいた一般のお客様のほうが私の話を一生懸命聞いておられました。特に伏見稲荷では、狐の咥えた「鍵」と「玉」から、花火の掛け声「鍵屋~」「玉屋~」が来ているとのくだりでは、「へぇ~」と声をあげられていました。「ガイド料よこせ~~」(冗談ですが)。生徒たちには、鳥居を奉納するときの値段のほうが興味があったようです。詳しい話をしても仕方がないということは分かっていますが、それじゃ、修学旅行という目的の中でどんな話をすればいいのか、主だったポイントの一通りの説明ができるようになってからの次のテーマです。

 手水所で手や口の清め方を実演説明。「この作法は全国どの神社も共通。お父さんやお母さんも知らないかもしれないので、今度教えてあげて。」これだけでも、京都に来た収穫です。

 JR稲荷駅から京都駅へ向かいます。ここでちょっと慌てました。我々が稲荷駅に着いたとき、もう少しで電車が来るところでした。切符を買うのに時間がかかりそうです。次の電車は20分あと。それでも帰着時間に十分間に合うのですが、20分も待つのはいかにももったいない。とっさに私が全員分を立て替えて急いで切符を買って、何とか電車に間に合いました。電車の中で生徒たちから集めようとしましたが、全員細かいお金があるわけではなく、あとで生徒たちに精算してもらうことにして、一人の生徒から全額をもらいました。JRの時刻表は持っていたのですが、もっと頻繁に便があると思って見ていなかったというのが一つ反省点です。それから、こういうときのために、私も細かいお金を持っておくというのも必要です。

 京都駅には早い時間に付いたので、京都駅ビルの屋上展望台へ。寺社と同様、ここも京都人以外の人には、異次元空間です。途中から男子はエスカレータでなく階段で昇ったりして少しハイに。171段の階段、鉄骨造りの建物、京都の上からの眺め、堪能しているようでした。

 最後に、今日のまとめ。「今日巡ったところの創建年代が奈良時代の前から明治時代まで散らばっている。これは、奈良から都が移って、明治維新まで首都だったこと、そして文化の中心だったため。そこが奈良とは違うところ。そして、お寺のお庭も、奈良のお寺がただ広い境内があるのに対して、京都のお寺には、枯山水のお庭があったりする。まだまだたくさん観るところがあるので、是非また京都に来てくださいね。今日は、私も楽しかったです。」と締めくくり。どこが一番印象に残ったかと尋ねたら、三十三間堂が2人、金閣寺が2人、伏見稲荷が1人でした。




 明日の日本、そして世界のために、すくすくと成長して欲しいと思います。

 生徒たちをホテルに送り届け、帰途に就きました。帰りのバスでは心地よい疲れで、ウトウトでした。
 
 
(内容再考版。原文は非公開日記に移動済み。)
 
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最終更新日  2019/08/25 12:04:05 PM
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