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ワルディーの京都案内

2018/12/19
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テーマ:京都。(5773)
カテゴリ:京都ガイド諸活動
2018年12月19日(水)】

 ガイド会全体研修の後(こちら)、午後の時間を利用して、某シニア講座で講義をする若冲・応挙の関係の地を巡りました。

 まず応挙のお墓がある太秦の悟真寺へ。浄土宗のお寺です。応挙のお墓があるので、応挙寺とも呼ばれています。1951年(昭和26年)に四条大宮から現在地に移りました。

 広隆寺前バス停で降りて、広隆寺の門の前を通って、広隆寺に沿って東に進み、大酒神社の手前を北に入ったところにあります。左にお寺が経営する「自然幼稚園」があり、子供たちの元気な声が聞こえ、送り迎えのお母さんたちの姿も見え、そのお母さんたちの自転車もお寺の門の前に置かれたりしています。地域に溶け込んだお寺という印象です。








 あとでネットで調べたら次のような記事が見つかりました。

「幼稚園の創立は1932(昭7)年。四条大宮の駅前にあったお寺は、子ども達の教育環境を考え、あえて遠く離れた森の中に幼稚園を開いた。園長の父親であり、理事長の祖父である創設者(初代園長・北村祐諦氏)の先見の明である。やがてお寺も、幼稚園の森に引っ越してきた。」

 お寺が引っ越ししてくる前に、この地に幼稚園ができたようです。

 法事の直前でお忙しかったようですが、ご住職にご朱印をお願いしました。身分を明かして、「若冲・応挙の講義をするので、こうやって色々回っています。」と前置きして、少しだけお話しをお伺いしました。「四条大宮のどこにあったのですか」とお尋ねしたら、「昔大宮東映という映画館があったところです。」とのこと。大宮東映は閉館して今はもうありませんが、開館は昭和36年ですので、お寺の引っ越しと大宮東映の開館は直接関係ないようです。また阪急の大宮駅までの地下線による延伸は1931年(昭和6年)完成ですので、お寺の引っ越しはこのこととも直接関係ないようです。


本堂





本堂前の「圓山應擧誕生地」碑




円山応挙が生まれたのは今の亀岡市ですから、「誕生地」というのは、ちょっと理解できません。「初めて応挙と名乗った地という意味か」としたブログもありましたが、悟真寺は円山家の菩提寺というだけで、住んだわけではないので、それも理解できません。ここは京都市なので、そういう意味では「応挙の名を最初名乗った地」ですが。(後日、追記:これには後日談があります。→こちら

 円山一族の墓は、墓地の一番前に5基並んでいます。応挙の墓を中心に、向かって右隣に応瑞(応挙の長男。二世)、その右に応立(応震の養子。四世)。左側には応震(応瑞の養子。三世)、応誠(五世)になります。応挙の墓には「源応挙墓」と刻まれていて、これは光格天皇の弟・妙法院宮真仁法親王の筆と伝えられています。


背後の建物は太秦映画村








 その手前左手に、「圓山家墳墓」があります。今も血の繋がった末裔の方がいらっしゃってお参りされているのかも知れません。手前右手には「浄信夫人」と掘ったお墓があります。応挙の妻のお墓かも知れません。それらのことを尋ねたくて、社務所に戻りましたが、法事が始まったようで、ご住職は受付にはご不在でした。後日、電話で確認させていただこうと思います。ネットでは応挙夫人の名は不詳との情報がありました。(その後、ネットで、応瑞の室が浄信夫人との情報を見つけました。また円山家は今も続いているようです。)










ご朱印




 バスを乗り継いで相国寺に向かいました。若冲の寿塔(生前に建てたお墓)が墓地にあります。過去2度ほど訪れたので、写真は探せばあるはずですが、今回は寿塔の文字が読めるほどの写真を撮りたかったので再訪しました。

 若冲の寿塔は一番右です。足利義政、藤原定家の墓と並んでいます。





 若冲を支えた僧・大典顕常が若冲について綴った漢詩が西・北・東面の順序で彫られていますが、北・東面は非常に読みづらいです。


西面



西面 一部拡大



北面



東面 一部拡大 最後に「淡海竺常大典(大典顕常のこと)撰」と彫られている




相国寺法堂




 続いて相国寺内の承天閣美術館へ。常設展示以外の若冲作品が展示されているかもしれません。受付で現在展開催している「温故礼賛-百花繚乱・相国寺文化圏」の展示目録を見せていただいたところ、若冲の常設展示以外の作品だけでなく、応挙の作品も展示されていることが分かったので、800円の拝観料を払って入館しました。


承天閣美術館




「温故礼賛-百花繚乱・相国寺文化圏」パンフ




展示目録 
赤●が若冲・応挙作品、赤○が私の講義に名前が登場するであろう江戸時代の画家の作品。若冲が模写した明代画家・文正の作品も含みます。











文正「鳴鶴図」(14世紀 元~明代)

パンフから


若冲「竹虎図」と応挙「大瀑布図」

パンフから


長沢蘆雪 獅子図屏風

http://webun.jp/item/7128745


若冲「竹図」

http://www.tokyo-art.info/web_gallery/w38.htm


若冲「松鶴図」

https://www.pinterest.jp/pin/748864244260163433/


若冲「芭蕉叭々鳥図」

https://matome.naver.jp/odai/2145070292200439701/2146262360398621303

若冲「菊鶏図」

https://www.pinterest.jp/pin/748864244260163438/


若冲「双鶏図」

https://www.pinterest.jp/pin/748864244260163446/


若冲「秋海棠(しゅうかいどう)図」

https://www.pinterest.jp/pin/748864244260163439/

長谷川等伯「萩芒図」

http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/207635


 多くの講義に関係ある作品を自分の目で見ることができました。大きな収穫です。

 本当は、若冲の家族のお墓のある宝蔵寺にも行きたかったのですが、時間がないので、年賀状用の橋の写真を、何か所で撮って帰宅しました。

四条大橋




三条大橋遠景




巽橋





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最終更新日  2019/08/25 04:07:01 PM
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