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カテゴリ:映画
【2020年11月29日(日)】
先日、NJK-BSで映画「シャレード」を観ました。 シャレード Charade 監督 スタンリー・ドーネン 出演者 ケーリー・グラント オードリー・ヘプバーン ウォルター・マッソー ジェームズ・コバーン ジョージ・ケネディー 音楽 ヘンリー・マンシーニ 配給 ユニバーサル・ピクチャーズ 公開 アメリカ 1963年12月5日 日本 1963年12月21日 上映時間 113分 製作国 アメリカ 予告編 大学生のとき、二番館の祇園会館で観て、その後も複数回テレビ放映で観ているので、何度かの「どんでん返し」も分かっていますが、それでも面白かったです。逆に「あぁ、これがあの『どんでん返し』の伏線か」という楽しみ方もできました。 「シャレード」の元の意味は「ジェスチャー・ゲーム」のことらしいです。が、脚本の手法で「言葉に頼らず、何かに託して表現すること」というような意味があるそうです。タイトルにも伏線があったようです。 主演はオードリー・ヘプバーン。「ティファニーで朝食を」や「マイフェアレディー」では、適役とは思えませんでしたが、この映画は適役でした。衣装はジバンシーが提供しています。タイトルバックにも「ジバンシー」と出てきました。 ウォルター・マッソー、ジョージ・ケネディー、ジェームズ・コバーンなどが脇を固めているのも魅力です。 監督のスタンリー・ド―ネンは、ミュージカルの巨匠でもあり、よく知られた作品では、「踊る大紐育 」、「雨に唄えば 」、「掠奪された七人の花嫁 」、「パリの恋人」などを撮っています。 ヘンリー・マンシーニの主題歌もストーリーによくマッチしています。ヘンリー・マンシーニは映画音楽の巨匠です。 「ティファニーで朝食を(ムーン・リバー)」、「暗くなるまで待って 」、「ひまわり」、「華麗なるヒコーキ野郎 」などを手掛けました。 オードリー・ヘプバーンとケーリー・グラント ケーリー・グラントは「北北西に進路を取れ」に主演 ウォルター。マッソー 「サブウェイ・パニック」、「フロント・ページ」、「がんばれ!ベアーズ」などに出演 ジョージ・ケネディー 『人間の証明』、『復活の日』など日本映画にも出演。こちらのほうが馴染みかも。 ジェームズ・コバーン 『荒野の七人』、『大脱走』などに出演 チップスなエピソードをいくつか ・スタンリー・ドーネンは、元はコロンビア映画で製作の予定でしたが、オードリー・ヘプバーンとケーリー・グラントに出演依頼をしたところ、ヘプバーンは承諾したが、グラントは他の映画に出演予定だったので断りました。そこでコロンビアはポール・ニューマンを指名。ニューマンはOKでしたが、コロンビアは彼の出演料が高すぎると考え、代わりにウォーレン・ベイティとナタリー・ウッドを持ち出しました。しかし結局2人の出演料も映画の制作費も出せないと言い出しました。そのため、ドーネンはユニバーサルと組みましたが、グラントは他の出演予定映画が気に入らず、心変わりして『シャレード』に出演することになりました。ニューマンとヘプバーンの組み合わせより、やはりグラントとヘプバーンの組み合わせのほうが、この映画は合っているように思います。ナタリー・ウッドなら、ニューマンかもですが。 ・グラントとヘプバーンはそれまで一度も会った事がなく、撮影前にドーネンがパリのビストロで2人を引き合わせました。その時、ヘプバーンは緊張のあまり赤ワインのボトルを倒してしまい、グラントのスーツにかかってしまいました。ヘプバーンは、恐縮して何度も謝りましたが、グラントはさりげなく上着を脱いで、ワインのシミが簡単に落ちるふりをし、とても優しかったといいます。グラントはシャツ姿で穏やかに食事を始め、これで2人の信頼関係が結ばれ、撮影でも良い雰囲気で一緒のシーンが撮れました。翌日にはグラントからヘプバーンに、昨日のことは気にしないでという手紙とキャビアの贈り物が届きました。ドーネンはこの時のことを基に、セーヌ河岸を歩いている時にヘプバーンがグラントのスーツにアイスクリームを付けてしまうシーンを付け加えました。 ・ドーネンと脚本のピーター・ストーンがエレベーターに乗り込む二人組としてカメオ出演しています。観終わったあとに知ったので、見逃しました。 よろしかったらぽちっとお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020/11/29 11:00:40 AM
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