テーマ:京都。(6067)
カテゴリ:京都研究
【2020年12月27日(日)】
伏見稲荷大社お山巡り裏参道の私の故郷名が入った鳥居のある祠を研究中です。 第1回⇒こちら 第2回⇒こちら 今日の三重への今年最後のお墓参りのついでに、私の故郷での現地調査をしました。 まず、私の家の菩提寺玉保院へ。ここでは、以前、伏見稲荷裏参道の祠で発見した「菊池藤次郎」という名前が本堂に向かって左側の水槽に彫られていることを発見しました。今日はもう1つある向かって右側の水槽の字彫を確認しました。 玉保院 玉保院の水槽 向かって左側の水槽の字彫 向かって右側の水槽の字彫 本堂向かって左側の水槽の字彫 「當所橋向町 喜久家 菊池藤治郎 昭和八年九月 五十四才 妻 ゑい」 向かって右側の水槽の字彫 「當所橋向町 花定 若林定吉 昭和八年九月 七十九才 妻 むめ」 続いて、氏神様の一御田神社を訪問。赤い鳥居の連なった小さな社がお祀りされていたとの記憶があったからです。 一御田神社 やはりそうでした。本殿に向かって左側に「花山稲荷」というお社がお祀りされていました。 花山稲荷 石鳥居には「平成七年六月吉日」と彫られ、木鳥居約15本には「平成二十三年十月吉日」と書かれています。社殿の裏にはお塚があって「花山稲荷大神」と彫られています。その裏には「大正十五年三月建之」と彫られ、寄付人名14人刻字があります。この中に玉保院水槽の若林定吉、菊地藤次郎(菊池藤次郎ではなく)ご両名の名前も刻まれています。お寺さんも神社も篤く信仰されていたのでしょう。さらに荒木神社での刻字との共通の名前は「松村弥次男」「若林定吉」「菊地藤次郎」「田中廣治(荒木神社は廣吉だが)」です。石鳥居も木の鳥居も年代が新しいので、今も地元の方で手厚くお祀りされているようです。また神社の掲示板に「松村弥次男之命」の札が掛けられており、松村弥次男氏は神として祀られているようです。 花山稲荷は山科にあります。ここから勧請したのでしょうか? 一度訪れたことがありますが、また研究のために近々訪れたいです。 石鳥居の字彫 木の鳥居 社殿裏の花山稲荷大神のお塚 お塚の裏の寄付人名 松村弥次男之命の札が見える 続いて菊池藤次郎氏の子孫の方(私の小学校の同級生)のお宅を外からだけですが拝見させていただきました。昔料亭をやっていたお家なので、広いお家です。お庭にお稲荷さんを勧請したと思われる小さなお社がありました。いずれはお話をお伺いしたいと思っています。 色々な発見がありました。 よろしかったらぽちっとお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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