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テーマ:京都。(6434)
カテゴリ:知られざる伏見稲荷大社
知られざる伏見稲荷大社 その9
今回は下記ルート図で「11」「12」のエリアをご案内します。 知られざる伏見稲荷大社 フィルードワーク ルート図 ![]() 11.「宿坊 愛染寺」燈籠 千本鳥居の西側入り口の前を横切って、道なりに祓川沿いを西に向かうと、十石橋を過ぎたところに、燈籠が並んでいるところがあります。そのなかに「宿坊愛染寺」と彫られた燈籠があります(図1及び図2)。愛染寺のあった場所から離れているので、愛染寺跡前あるいは他の場所から移築されたものだと思われますが、前出の愛染寺の存在を示す遺構で、愛染寺は宿坊も営んでいたことが分かります。裏側を注意深く見ると「元禄十四年」の字も読むことができます(図3)。 図1 「宿坊愛染寺」と彫られた燈籠 ![]() 図2 「宿坊愛染寺」の刻字 図3 「元禄十四年」の刻字 ![]() 12.大八嶋社 祭神を大八嶋大神(注1)とする摂社です(図4)。この社は古来社殿がなく、「磐境(いわさか)」と呼ばれる神域を設けて神が鎮まる場所とし、朱塗りの玉垣で囲んでいます。拝殿も本殿もなく、大きな構造物は鳥居のみというのは珍しいですが、例えば、三輪山をご神体とする奈良県桜井市の「大神神社」には、拝殿はあっても本殿はありません。社殿を持たず、依代(よりしろ)となる場所を神域とするという神社のあり方は、古代日本人の信仰の形の一つです。 稲荷大社の創始と深い関わりがある旧社家秦氏(はたうじ)(後の大西・松本・祓川・羽倉・毛利家に繋がる)の伝によると、昔、稲荷山の荒神峰に祀られていた地主神を現在の地に移したのが、大八嶋社だと言います。 旧社家荷田氏(羽倉氏)の伝では、大八嶋社は「龍頭太(りゅうとうた)・竜頭太」に関わりのある所とされています。龍頭太は、稲荷山に住んでいた竜のような顔の人物で、頭の上に光を放つものがあったため、夜でも山に入って薪を集めることができたと言います。これが荷田氏の祖神とされています。 (注1)『古事記』や『日本書紀』によると、イザナギノミコト・イザナミノミコトは、いわゆる「国産み」をしました。この時誕生した8つの島が「大八島(嶋)」です。『古事記』によると、大八島は淡路島、四国、隠岐島、九州、壱岐島、対馬、佐渡島、本州の順で誕生しした。「大八島」とは日本列島です。「大八島社」は日本列島を祀る神社ということになる。ここには北海道は含まれていません。 図4 大八嶋社 ![]() よろしかったら下記と「いいね」をぽちっとお願いします。 ←前回「知られざる伏見稲荷大社」 次回「知られざる伏見稲荷大社」→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2026/09/18 09:19:25 AM
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