Who is “JIRO”?

今日は一日空き時間がなかった。
疲れ果てた…。

明日は部活動の新人戦。
今週はまったく行ってない。行かないといけないが，気が滅入ってる。
そう言えば２日前，キャプテンが通りすがりに言った。
「先生はいま担任してるんですか？」
「うん。とりあえず，３年×組の仮担任だな。」

でも，…きついな。
目の前には封書が…。
不登校の生徒の保護者宛の文書。
これも届けなきゃな…。
今日はこの家庭訪問を理由に失礼するか…。

そう考えていたところにコーチから電話が入った。
「すみません。明日新人戦なので，こういうメニューで練習させてもらっていいですか。私もできるだけ早く行きますから…。」
…ふぅ。やっぱり，行かなきゃ…。
練習コートに行って，メニューを伝え，声をかける。
「ナイスボール１年，声出せ」
コーチが来たら，代わってもらうか…。
…結局，コーチは来なかった。
「コーチも最後の練習だったから見に来たいっておっしゃってたんだけど，忙しいんだな。あとは君たちが，明日精一杯のプレーをするだけだ。練習でやってきたことをしっかり出せ。そして，優勝しような。」
そういうと，生徒たちはクスクスッと笑った。
「なんや，優勝は無理か」
「ちょっと…。」
と，口ごもる。
「そんな言いよって勝てるか。力の差はそんなにないんだぞ。」
まぁ，私もあまり見に来てないのでそんなにでかい口はたたけないが…。

部活動が終わって，明日の用意をして…。さらに，連休明けの授業の用意をして…。
今日は合唱コンクールと教育実習の打ち上げがあっている。でも，私は明日のことを考えて断った。断っておいてよかった。
８時を前に，やっと帰れる状態になった。
不登校の生徒の家に電話を入れる。
「ちょっと届けるものがあるんですが，いまからお邪魔してよろしいですか？」
「わかりました。お待ちしてます。」

生徒の家に寄り，生徒の顔も見ることができた。
１０分ほど話をして失礼した。
家に着くと，８時３０分を過ぎていた。

ヘロヘロである…。
明日も仕事だ…。