Who is “JIRO”?

今日は部活の試合の日。

担当校としてドロー，ジャッジペーパー等を提出する。
「どうもありがとうございます。お手数おかけしました。」
「いいえ。」
ドローの確認をしてもらった事務局の先生から声をかけられた。
一仕事終わり。

あとは試合だ。
近隣校のソフトテニス部にはどういうわけか囲碁教室の生徒が多い。
３年生になったケンくん，２年生になったヒロシくんもそうだ。
みんな同じ学校のソフトテニス部だ。
なんでやろ？

そういえば，昨日の新聞に朝日少年少女囲碁大会県大会の結果が載っていた。
ケンくんは３位になっていた。２位までが全国大会出場。残念！
ヒロシくんはケンくんよりも強いはずなのだが，名前はなかった。

ケンくんのほうは，こっちの試合では第２シード。結構強い。
第１シードのペアは県大会でも優勝している。
参加校は少ないが，結構レベルは高い。
その中で安定した成績を収めての第２シード。ケンくんは囲碁とソフトテニスを（勉強もかな？）見事に両立している。

試合開始前，ケンくんとすれ違った。
「ケンくん。」
「はい。」
「新聞で見たよ。あと１勝やったとに残念やったね。」
「はい。」
ちょっと苦笑いしていた。
「ナマで見たかったな。その分，こっちでがんばらんばたい。」
「はい。」
ニコッと笑って，一礼して行った。

そのあと，ヒロシくんにも会った。
「この前の碁の大会はどうしたと？名前の載っとらんやったたい。」
「あぁ，１回戦で優勝した人と当たって，半目負けでした。」
「半目？？」
「はい。」
「それは厳しかったねぇ。半目かぁ…。また来年がんばらんばたい。」
「はい。」
こちらも笑っていた。そのときは相当悔しかったに違いない。

肝心の試合のほうは…第１シードと第２シードが順当に勝ち進んで決勝戦。第１シードの優勝だった。うちの学校は３位に１ペア。ケンくんたちのペアに負けた。…ベスト８に２年生ペアが入ったのが大きな収穫だった。

試合中，うちの学校のテントが飛ばされて，駐車中の車にぶつかった。フロントガラスにヒビが入っていた。…まったく。余計な心配事が増えた。
被害を受けた車の持ち主がうちの学校の保護者だったのがせめてもの救い…。
今後，各方面に相談しながら解決していくしかない。
ふぅ。

試合の疲れより，そっちの疲れのほうが大きいな。