さぼり父さんの戦略日記

2010/05/12(水)16:23

ティム・オライリーAppleの欠点を語る。

Mac(7)

TechCrunchJapanに、Web2.0の提唱者の一人ティム・オライリーの講演内容が出ていました。ティム・オライリー、「スティーブ・ジョブズはウェブに根本的変化を起こそうと している。しかし….」米国時間5月5日のWeb2.0Expoのキーノート講演で、同氏は「インターネット・オペレーティング・システムの原状」について語り、Google、Apple、Facebook、Microsoftなど主要なIT企業の成績を採点。その中、Appleについて以下の評価を下しました。 [TechCrunch記事] 「Appleは世界制覇をもくろんでいる。App Storeプラットフォームを通じてSteve Jobsはウェブに根本的な変化をもたらそうとしている。しかしAppleには一点だけ欠 けている分野がある。Appleはウェブベースのサービスの重要性を理解していない。 たとえば(そもそもあまり魅力的でない)MobileMeサービスを有料化したことなどが その例だ。またソーシャルグラフを取得しようという努力もほとんど払っていない」つい先日、MobileMe無料化の噂をブログに書きました。その中、今後のビジネス展開上、Webサービスへの対応が重要であり、その為には無料化が書かせないとの内容を書きました。奇しくも、ティム・オライリー氏が有料化への弊害を語っています。そのことが、AppleのWebベースのサービスへの無理解の証明であり、今後、Webを絡めたビジネス展開の、唯一且つ、致命的なウィークポイントとなる可能性がある。Appleに対し、最近険悪な関係になったGoogleについては、以下の様に語りました。 Googleは携帯デバイスの分野でAppleほどの支配力を持っていないが、インター ネットOSの観点からするとAppleより総合的にはるかに優位な地位を占めている。いつも聞いているポッドキャストに「ジブリ汗まみれ」があります。ジブリの名プロデゥーサーの鈴木氏がパーソナリティーを務めている。ある時、Googleの副社長がゲストで来られ、その時、鈴木氏からAppleの話題が。私は、てっきりAppleを褒めるのかな?と思っていたら、以外にそう評価をしません、なぜなら、AppleのビジネスはMac(ハード)ありきで、Webに対応していない、Webに軸足を置いてビジネスを組み立てていない。現在のIITが置かれている環境ではすでに機を逸している、そんなことを言われました。その時は、以外に手厳しい鈴木氏のApple評価に少しばかり、気分を害したのですが、今回のこの記事を読み、Appleの対応を考えるに、MacやiPad、iPhoneなどが飛躍的に成長した今、その勢いと実績を足がかりに、Webの世界でもAppleらしい便利で、楽しい、イノベーションをおこして欲しいと切に願います。ただ、あんまりAppleが全てを囲い込むと、最近、正直、それはそれでジョブズのわがままが目立ち、面倒で窮屈になりそうな気がするのですが。

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