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正月特番のドラマ。
正直、長澤まさみが出てなかったら見なかったと思うけど、長澤まさみ(光秀の妻)も唐沢寿明(光秀)も柳葉敏郎(秀吉)も良かった。信長の上川隆也もがんばっていたけど、ステレオタイプの信長像になってしまっている印象(役者の責任ではないだろうけど)。 役者も良いし、結構お金がかかっていそうな場面もあったけど、途中の展開が速すぎてもったいない感じ。大河ドラマなら3ヶ月ぐらい引っ張れそうな話を2時間半でやるんだから仕方がないか。そのかわり退屈はしない。 「退けば見逃す。退かぬのなら斬る」と光秀は無益な殺生を嫌う。その光秀に比叡山焼き討ちを命ずる信長。信長が天下をとれば平和になると信じて従っていた光秀はしだいに疑問を抱くようになる。そして本能寺の変・・・というのはよくありそうな話だが、このドラマでは秀吉の備中高松城に対する水攻めを無益な殺生を避けるための戦法と知った光秀が、秀吉こそが天下をとるべき人物だと考え、自らを秀吉に討たせるように仕向けたという大胆な(?)説をとっている。 光秀は秀吉に直接討たれたわけではなく、敗走中に農民によって殺されたというのがよく知られた話だし、朝鮮出兵などその後の歴史を見ても秀吉が平和主義者のわけはないので、ここは史実というよりも製作者のメッセージということなのだろう。 そこをもう少し丁寧に描いたら良かったのにと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.01.04 21:48:43
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