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![]() 『いま、会いにゆきます』の市川拓司原作によるソフトオカルト映画。 少しあらすじ 水草の店を経営している遠山智史(山田孝之)の前に、ある日突然、スーパーモデルの森川鈴音(長澤まさみ)が現われる。実は鈴音は智史の幼なじみの滝川花梨で、ふたりは再会を喜ぶが、花梨は子どもの頃からの難病を抱えていた。 ある日、子どもの頃の親友で画家志望の五十嵐佑司(塚本高史)が事故にあい、重態になっていると連絡があり、二人は郷里にむかう・・・。 感想 残念ながら難病や事故という道具立てが安直過ぎて話に入り込めない。 最大の泣かせどころは子ども時代の別れの場面。ただ2回も使っているのが安直過ぎる、というか、やはりそれ以外に売りがないということなのだろうと勝手に納得。 でもこの回想シーンの子役はなかなか良い。大人の方もいい役者を揃えているけど、この子役には完全に負けている。 「この世界には物理学の教科書にも載っていない強い力が一つある」というセリフがモチーフになっているようだけど、私的には「女性の気持ちに鈍感なのは許すけど、自分の気持ちに鈍感なのはダメ」というセリフの方が重要なのではないかと思う。 そのことも含めて全体に脚本が練れてないと感じる。妙に間延びした終盤も原作と違うラスト(読んでないけど、そうらしい)をつけるために無理矢理引っ張ったもののようだ。 それにしても長澤まさみは良い。(ここからはミーハー的です) 乱暴な展開のラストシーンを見て「怒るで、しかし」と横山やすしになりかけた私ですが、長澤まさみの最後の一言と表情にグッときてしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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