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2007.11.26
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カテゴリ:映画

いつか読書する日
監督 緒方明

ビデオで鑑賞

少しあらすじ
 50才で独身の大場美奈子は、朝の牛乳配達とスーパーのパートで生計を立てている。楽しみは読書だけのような平穏な生活だが心の底では高校時代の恋人高梨槐多のことを思い続けていた。市役所の児童福祉課に勤める槐多は末期ガンの妻を抱えていた。ある時、槐多の妻は二人の気持ちに気がつき、自分が死んだら一緒になって欲しいと美奈子に訴える・・・という物語。

感想
 末期ガンの妻を介抱する夫、痴呆の夫を見守る妻、子どもの養育を放棄する母親、不倫・・・様々な形の家族と独身女性。それぞれに幸福であり、不幸でもあるというのが人生なんだと思う。そしてそれなりに満ち足りた生活だが、心の底には人に言えない熱情を秘めているかも知れない。

 田中裕子というと「北斎漫画」や「天城越え」など若いころの印象が強い。田中裕子が牛乳を抱えて坂道を登る姿や自転車をこぐ姿を見て、「少し老けたな」「もう50才なんだな」「でも所帯臭さがないな」などと思っていたが、やがてそれが大場美奈子という人物像そのままなのだとわかる。その役作りの見事さ。

 同じ町に住んでいながら直接会うことを避けてきた槐多との偶然の出会いの場面、槐多の妻の意外な訴えをされた場面、槐多に抱きしめられて「全部して」という場面・・・演技を感じさせない表情がすばらしい。

 槐多役の岸辺一徳も好演。平凡に生きようと心に決めた男が子どもを守るために意地を張るようにがんばる、というアンバランスな姿を見事に表現している。

 すっきりしない終わり方はこれで良いのだろうかなどとも思うが、ハッピーエンドだったら嘘っぽくなってしまうかも知れない。






最終更新日  2007.11.26 21:57:09
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