笹本敦史のブログ

2008/06/01(日)20:28

「最高の人生の見つけ方」欲を言えば、まとまりすぎか

映画(237)

監督 ロブ・ライナー 少しあらすじ  家族をかえりみず仕事に没頭、貪欲に稼いできた大富豪エドワード(ジャック・ニコルソン)と、思慮深いインテリで、家族を守るために地道に働いてきたカーター(モーガン・フリーマン)が、入院先の病室で知りあう。共に余命は6か月。生活環境も性格もまったく違う二人が意気投合して病院を脱出。死ぬまでにやりたいことをつづった“棺桶リスト”を手に、さまざまなことに挑戦する。 感想  多分ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンにあて書きされた脚本なのだろう。もちろん二人の名演があってこそだけど、まるで本人たちの実話のように見える。  生きていくためにいろいろなことを我慢してきたカーターに、すべてを手に入れるために生きてきたようなエドワードが強い影響を与える。一方、何度も離婚を繰り返し、娘のためを思ってのこととは言え、力ずくで結婚を妨害したために娘からも避けられているエドワードの心に、カーターが変化を与える。良い話です。  何かを始めるのに、あるいは何かを改めるのに遅すぎるなんてことはないんだよ、というメッセージが心に響く。  余命6ヵ月で世界中を旅行できるのか、というのはよくわからないけど、気にはならなかった。むしろ予想通りの展開で安心して観ていられる。ただ欲を言えばまとまりすぎていて意外性がないという気はする。

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