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2009.05.01
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カテゴリ:映画
監督 ダニー・ボイル

インド映画と言えば、20年以上前に「ミュージカル女優」という作品を観たことがある。当時、インド映画で最も有名なのはサタジット・レイという監督だったのだけど、レイはいわばインドの溝口健二のような人で、その頃世界最大の映画産業と言われたインドの主流ではないと言うことだった。それで件の「ミュージカル女優」は典型的な(と言っても海外に出せる程度のクオリティを持った)作品として紹介されたもの。内容はまったく覚えていないのだけど、やたらと乗りの良い音楽と踊りにあふれた作品という印象だけがある。

もっともこの作品は舞台がインドなのと、いかにもインド的な音楽と踊りが登場するので勘違いしそうだけど、実際はイギリス映画。
ということで気になったのは警察での拷問シーン。あれではたとえ自白しても証拠にはならないというのが先進国の常識だけど、実際にインドではあんなことが行なわれているのだろうか。

と関係ないことを書くのは、作品がつまらなかった時のパターンなのだけど、そんなことはありません。実はやや寝不足で、居眠りすることを覚悟で(まあ今日は入場料1000円だし)行ったにもかかわらず、まったく退屈することなく最初から最後まで楽しめました。

ストーリーは、クイズ・ミリオネアに出場したスラム出身の青年が次々に正解し、賞金が1000万ルピーとなったところで、不正を疑われて逮捕される、というもの。
青年が生い立ちを語る中で、なぜ学のない青年がクイズに正解し続けたのか、という謎が解かれていく、ということで現在と過去がカットバックで描かれている。

クイズ番組という仕掛けを除けば、きわめてベタなサクセスストーリーであるし、ラブストーリーである。それでも引きつけられるのは躍動感(走ってばかり)にあふれた回想シーンとクイズ・ミリオネアの緊迫感のおかげ。傾けたり逆さになったり、広角でゆがめたりした画面がややうるさい感じもするが、許せてしまう力強さがある。

アカデミー賞というのは作為的な催しだと私は考えている。既公開作より待機作の方に賞が与えられる可能性が高いという面もあるし、政治的経済的関心に影響されるという面もあると思う。本作が作品賞など8部門で受賞したというのも、そういう意味ではアカデミー賞らしいと言えるような気がする。






最終更新日  2009.05.02 07:38:58
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