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2010.02.28
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カテゴリ:映画
監督 金田敬

倉敷芸文館で上映会。
初めに金田監督の舞台挨拶があった。(小中高と倉敷に住んでおられたとのこと)

少しあらすじ
藪崎千華(新妻聖子)は、母親の強い希望で幼い頃から音楽の道を歩むが、大学生の時に登校できなくなり中退する。大学中退後も職場での人間関係がうまく作れず、仕事を転々とする生活を繰り返し続け、とうとう一日中家に閉じこもるようになる。
ある日、彼女を心配して迎えに来たアルバイト先の社長の車から逃げ出した千華は、千葉県で「誰か私を助けてください。」と書いた紙切れをペットボトルに詰め、水田に置いてくる。
暫くして、ペットボトルを拾った広瀬晋平(筧利夫)から手紙が届く。その手紙の内容は真剣に千華のSOSに応えようとしていた。千華は、自分はどのような人間か、どうして他人と会うのが怖いのか、長い長い手紙を晋平に送った。こうして千華と晋平の交流が始まる。

感想
原作を読んでいるので、無意識のうちに比較してしまう。
映画には時間的な制約があるので、どうしても展開が早く軽い感じになってしまうのは仕方ないだろうと思う。それでも、親の言動に切れるシーンでの新妻聖子の表情は鬼気迫るものがあるし、原作の持つ言葉の力を生かした説得力のある作品になっている。

原作では手紙の交換を通して、しだいに千華と晋平の実像が明らかになっていくというのが序盤の読ませどころなのだが、映画では初めから映像で示されてしまう、という具合に小説と映画では手法的にも別物にならざるを得ない。
そのため映画には映画の見せ所が必要になるのだが、田園風景や農作業のシーンなど、見せ所が随所にある。

ラストシーンは原作の「ちょっとあり得ない」設定を映像化している。このシーンは、その「あり得なさ」がむしろ感動的。稲の実った田んぼに「カノン」が見事に調和している。

エンドロールで新妻聖子が歌を披露する。蛇足だけど上手いなあ、と思ったら、もともとミュージカル女優なんですね。





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最終更新日  2010.03.01 20:36:33
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