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2017.12.04
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カテゴリ:読書
カズオ・イシグロの作品は哲学的で難解という印象があった(その印象の元になった作品がどれなのか覚えていないのだが)のだが、この作品は楽しめた。

第一次大戦から第二次大戦にかけて各国の要人を屋敷に招いて、外交に影響を与えていたダーリントン卿の下で執事を務めていたスティーブンスは執事の仕事に誇りと自信を持っていた。スティーブンスは屋敷の新しい所有者であるアメリカ人ファラディーから休暇をもらい、旅に出る。思い出すのは長年仕えたダーリントン卿、尊敬する執事であった父の晩年、優秀な女中頭だったミス・ケントンのこと。ミス・ケントンは結婚して屋敷を去ったのだが、手紙によると幸せな結婚生活ではないようだ。

回想場面が多く、時制が混乱しそうになる。ただミステリー的な要素はないのであまり時間の前後関係を気にする必要はないと途中で気づく。むしろ回想で構成されていることに意味がある。
記憶にはいくらかバイアスがかかるもので、その歪んだ記憶ゆえに現状認識も歪む。そのことに気づくのが遅かったと悲観することはない。夕方が1日でいちばんいい時間なのだから。





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最終更新日  2017.12.04 19:54:16
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