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3週間ほどかけて、ついに私のカーディガンを母が完成させました。
この生温くてちっとも冬の気配すら感じられない、今日この頃ではありますが、 そろそろ気の早い店ではクリスマスソングを流し始めたし、年賀状やおせちの予約は とっくに始まっているし、一応季節は冬へと向かっている…ハズなんです。 でもやはり、年々母の腕は、宝の持ち腐れ、といった感が強くなってきています。 母は、独身の頃から編物をずっと趣味で続けている人で、私は子どもの頃から、 冬の服はほとんど母の手編みで育ちました。 昔は(といったら叱られそうですが)、今のようにハウツー本などなかったので、 「ミセス」など婦人雑誌の、冬の号にほんの少し掲載される、モデルの着ている見本と その編み方の記事だけを頼りに、手探りで覚えていったのだそうです。 家には、そんな母が集めた、昔の記事のスクラップや(今ではお宝です)、 おびただしい量の毛糸があります。 「この毛糸は、最初はワンピースだったのをほどいて、それでコートを作って、 その後またほどいたもので、セーターを作って、そのあとあんた(つまり私)の カーディガンとチョッキになったんやで」 というようなストーリーが、毛糸の一つ一つにあるわけです。 お金を基準に考えると、割に合わないことかもしれませんが、 でも、豊かだなと思います。 私はまだ、大きなものはベストくらいしか作ったことがありません。 アトピーがとてもひどかったときは体重が10キロ以上減って、極度の冷え性に なったので、手袋と靴下の作り方を教わりました。 作り貯めしたので、いまも自分で作った手袋と靴下を愛用しています。 セルフオーダーメイド、です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.11.11 21:02:05
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