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テーマ:憎きアトピー(233)
カテゴリ:アトピー
母は、曇った日でも半袖のまま日傘も差さずに外に出ると、腕の内側などにブツブツが出て痒くなる「日光過敏症」。
甲状腺の腫瘍(良性)を取る手術をしたのが、今からちょうど3年前で、たぶんそれよりも2年程前くらいから、そのような症状が出てきたのではなかったかと思います。 始めは、どうして急にブツブツが出てきたのか分かりませんでした。 今まではなんともなかったのに、突然、日に当たることでアレルギーの反応が出るようになりました。 やっかいなのは、直接日光に当たっていない部分にも湿疹が出るということです。 少し首回りが大きく開いたデザインの服を着て車に乗り、ウィンドウ越しに日に当たっただけでも、腕や背中が痒くなるのです。 ひどくなって、私が当時罹っていたアレルギーの病院に診てもらいに行ったこともありました。 でも治療としては、結局症状として出ている痒みを抑えることしかないので、ステロイド外用剤を処方されます。 しかも、かぶれのように一時的にひどい症状が表面に出ているときには、短期的に強いステロイドを使うことが必要なので、どうしても強いお薬を渡されることになります。 それで治りきってしまってそれっきり、なのであれば、渡されるステロイドを塗って万事解決、なのですが、この世にお天道様のある限り、母はその後も痒みを伴う湿疹に悩まされるに違いないので、そのたびにステロイドを塗るわけにはいかないと、皮膚科での治療をあきらめることになってしまいました。 そのため夏になっても、私のようにアトピーが酷いというわけでもないのに、母も長袖で過ごしています。 先日テレビで、こういう日光に当たると痒くなる人にビタミンB6が効く、といったおばさんが映っていました。 確かな情報とはとてもいえないし、私はそのときあまり身を入れて聞いていなかったのですが、母はそのハナシをずい分身を乗り出して聞いていて、自分の症状とピッタリ一致するように思うから、ぜひとも試してみたい、といいました。 その後少し調べてみようとしたのですが、イマイチよく分からない、というのが正直なところ。 ただ、ビタミンB群(B1、B2、B6など)はそれぞれが互いに作用しあって存在しているので、何かひとつだけ突出して多く取り続けるとほかのものがかえって不足して弊害が起こることがあるそうなので、ビタミンBコンプレックスを飲んでみることにしたらどうかと勧めてみました。 母は口内炎や角膜炎、それから鼻の粘膜にもよく炎症を起こすのですが、こういう症状はビタミンB2の不足によって起こることが多いのだそうです。 また、ときどき腕や手の甲、足などに、細かい水疱上のものがブツブツとたくさん固まって出来て、これがイタ痒くなるのですが、今回ビタミンについて調べていて、この症状がもしかすると「掌蹠膿疱症(じょうせきおうほうしょう)」といわれるものかもしれないことが分かりました。 この病気の場合、ビタミンBの一種であるビオチンの摂取が治療に有効らしいので、ビタミンBコンプレックスを飲んでみることは、母のこのようないくつかの症状から見て、合っているかも知れません。 ビタミン類は普段の食事で十分に取れているように思っていましたが、アレルギー体質の人はうまく吸収できておらず、またビオチンは本来腸内で作り出されるものなのですが、これがうまく行われないと不足してしまうそうです。 このビオチンの不足は掌蹠膿疱症だけでなくアトピーの原因ともなっているそうで、アメリカではアトピーの治療にビオチンの投与を積極的に行っているとか。(アトピーはIgEが関与するのに対し、掌蹠膿疱症はIgAが関与する疾患である、という程度の違いなんだそうです) 今回そういうことが分かってきたので、これを機会に私もしばらくビオチン・トローチ 1000mcgを摂ってみることにしました。 数ヶ月から半年ほど試して様子を見るのがいいそうです。 テレビを何気なく見ていて、思わぬ方向に進んでしまいましたが、これがいい結果に結びつけばいいな、と思っています。 ___________________________________ 昨日の晩ごはん ・蒸し鶏のネギソース ・小松菜と揚げの炊いたもの ・大根と厚揚げの煮物 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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