2008/09/23(火)10:04
今年もぶどうジャム
昨日、注文していたぶどうが長野から届きました。
ひと月ほど前にホームページを見つけて、生のコンコードの状態で買うことの出来る時期が2週間ほどと書かれてあったので即電話して、手紙も出しておきました。
少し前のことだったので、収穫の前日に改めて確認の電話があり、また届く当日の朝になって、「雨で収穫量が少なかったので、金額をそのまま書いてしまいましたがそこから500円引いておいてください」とご丁寧に電話がありました。
重さを量ったりしたので、グチャグチャになりましたが。
コンコードという品種です。主にワインやジュースに使われるものです。
巨峰など生食用のぶどうと比べると、酸味が強いのが特徴。
でも今回送って下さったぶどうはじゅうぶん完熟させてあったので皮のすぐ下のトロンとしたところの甘みは濃厚でした。
そしてなによりこのコンコードの大きな特徴は香りのよさ。
箱のフタを開けた途端、まだ袋に入っているのにいい~匂い。
午後に母がリビングで、ぶどうジャムを作っていました。
グツグツ煮だすと、家じゅうぶどうの濃厚な香りでいっぱいに。
これで何年目になるかなぁ。。
よく、実を皮ごと煮て、後でザルでギュッと漉す、というレシピを目にしますが、それだと皮の周りにあるトロンとしたものがうまくジャムに使いきれないだろうと、シェフは言っとります。
トロミをうまく使い切ることで、煮詰める時間を短くすることができて、ぶどうの香りがよりよいものに仕上がるのではないかと、いうこってす。
今回は、加える水の量も少なくしたそうです。
で、レシピの分量を少し書き換えたので改めて載せておきます。
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ぶどうジャムのつくりかた
【材料】
コンコード(生食用に栽培されたもの) 3キロ(軸を除いて) 、
グラニュー糖 1キロ 、水 350cc
【作り方】
1.ぶどうを洗う。古いものや傷んだんだものを取り除きながら、房からはずす。
2.洗ったぶどうを実と皮とに分ける。
3.皮を鍋に入れ、水を入れて火にかける。煮立ったら火を弱めて10分ほど煮る。汁に色がついて皮がとろりとしてきたら、火を止める。
4.実は別の鍋に入れそのまま火にかけ、煮立ったら火を弱める。汁が出てきたら時々アクをとりながら、10分ほど煮る。
5.この実を漉し種の周りのトロッとしたところを全部こそげとるようにする。これがペクチンで、ジャムを固めるのに大切な役目をする。
6.この汁を鍋にもどし、この中に皮も同じように漉したものと、グラニュー糖を入れ、火にかける。はじめは強火で、煮立ったら中火にして、あくを取りながら、煮ていく。
途中で火加減を見ながら、焦げ付かないように煮詰めていく。
7.汁がとろりとして、4分の3くらいになるまでに詰める。火の強さにもよるが、1時間くらいかかる。冷めると固めになるので、少し緩めで火を止めるくらいでちょうどよい。
8.火を止めて冷まし、熱湯消毒したガラス瓶に入れ、冷めたら冷蔵庫へ。
■生食用のコンコードはこちらで購入しました→原農園