皮膚科の診察日
皮膚科の診察日でした。まず先週の火曜以降の経過を報告。「あらまたかわいらしいものだったんですね」と言われました。「こんな歳になって」と照れ笑い。それで熱やなんかで顔や頭がちょっと悪くなって痒いんですが、からだの方は調子を崩さずに済みました、と報告。ひと通り見て「大丈夫ですね」ということで、その後、先月の血液検査の結果の説明へ。好酸球は、前回(1月)と同様に正常値。そして今回は、IgEの数値も、以前に比べると下がって来ている、と言われました。IgEという言葉が、この先生から言われたのは初めてだったので驚きましたが、昨夏の入院後幾度となく採血をして検査してきた中で、ずっとIgEの値の経過も見ていたようです。先生がパソコン画面を切り替えると、私の検査結果の項目がズラ~~ッと並び、IgEはこれまで16,000とか13,000とか、1万台だったのが、今回初めて9,000になったことが示されていました。「状態が安定してくると、IgEの値も下がってくるということがあるんですね」と言う言い方をされました。この病院に以前かかっていた時のF先生はIgEを主に見ていたのですが、今の先生は好酸球を重視しています。好酸球はステロイドを使って皮膚の状態を良くすると数値が良くなりますが、IgEは体質的なアレルギーの数値という性質があって、これは簡単に変化するものではありません。IgEを重視するということは、アレルゲンに過剰に反応しない、根本的に健やかなからだになることを目指すということだと思います。ずっと、このために環境を整えたり食べ物を変えたり規則正しい生活を続けたり漢方を試したりと、いろいろやってきたのです。ステロイドを使えばそのときは皮膚の状態が良くなって好酸球も下がるだろうけど、でも根本的なものが変わらなければ、使わなくなればまた元に戻ってしまう、そうしたらステロイドを使ったり止めたりの繰り返しの無間地獄になってしまう…。。というのが、去年の夏初めて「ステロイド」と言われたときに頭に浮かんだことでした。その疑問に対し、体の中の好酸球の割合が高くなりすぎているから、まず皮膚をいい状態に持っていって落ち着かせてやれば、アレルギーの反応もある程度出にくくなりますよ、今は皮膚の状態が悪すぎることによって、元の体質以上に過敏に反応しやすい状態になっているということもあります、という説明がありました。あのときからずい分時間が経って、私自身、隔離措置の個室で夜に長々と話し込んだことなんか忘れてしまっていたけれど、先生はちゃんと覚えていたのです。ここ10数年のあいだに一番低かったIgEの数値としては、ステロイドを使わなくなって数年経った頃に6,000台だったときがあったと思います。でもそのときは、正常値と比べてケタ違いに高い、だから皮膚も悪い、という認識しかありませんでした。実際、体調も皮膚の状態も、何より生活の質も今よりずっと低かったです。私がステロイドを使おうと決心したのは、このような数値を良くするためではなく生活の質を上げるためで、そのことも、この先生の頭にはキッチリ刻まれていることが折に触れ感じられるので、ぜひいい結果を出したいという気持ちを、今回の診察でもまた強くしました。…5分ほどだったけど。それから、またステロイドのレベルが下がりました。体全体がこれまでの半分、つまり足の甲と同じレベルに。ただし、肘から下の腕の外側と、膝から下の外側だけは、これまでどおり一番強いレベル。つまり体全体と足の甲の4倍のレベルです。予想以上に早いペースなので、塗れるときにたっぷり塗っとこ、って気になったりして。。