2012/12/06(木)10:43
不思議な一枚の銀杏の葉
不思議なことがあるものです。
11月30日に東京郊外の国道20号と言う銀杏並木が美しい街道を走ってきたときのことです。
ハラハラと舞い散る銀杏の葉の下を颯爽と走り抜けてきました。
車体にふりかかった落ち葉は、走る風に吹き払われていたはず・・・・。
帰宅してガレージに格納するときに、埃をふき取っていたら・・・・。
フロントガラスの下のほうにワイパーが隠れるようにくぼんでいる部分があるのですが、その中に一枚の銀杏の葉が・・・。
走行中に吹き飛ばされず、しっかりと残っていたようです。
そっと、取除いてガレージの中に捨ててしまったのであります。
奇しくも、この日は、京都南座「吉例顔見世興行」で勘九郎が襲名披露する初日でありました。
それから、5日後の12月5日、隅切銀杏の家紋でおなじみの歌舞伎俳優、中村勘三郎さんの訃報です。
はっと気づいて、ガレージに入ると、あの銀杏の葉がクルマの前のほうの床に張り付くように落ちてました。
これは、きっと勘三郎さんがファンの誰かにあてて残そうとした銀杏の葉かもしれません。
けっして綺麗な形ではないけれど、自分の中でそう思うことにして、永久保存することにしました。
歌舞伎で東京以外に遠征したのも、大阪平成中村座が初めてだったし、あのときも秋で大阪城公園の銀杏が黄色く色づいて綺麗だったよなァ~。
「父のことを忘れないで・・・」と言った勘九郎の口上。
忘れろって言ったて、忘れるものかァ~。
中村勘三郎さんご逝去
http://www.kabuki-bito.jp/news/2012/12/post_577.html
中村勘三郎さん死去 悼む声相次ぐ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121205/t10013966551000.html
勘三郎さん宅に次々と弔問客
http://www3.nhk.or.jp/shutoken/lnews/1003961654.html
勘九郎さん「父を忘れないで」 吉例顔見世興行で口上
http://www.47news.jp/CN/201212/CN2012120501001977.html
中村勘三郎さん死去:悔しゅうございます。しかし一番悔しいのは父… 息子2人、涙の口上
毎日新聞
http://mainichi.jp/enta/news/20121206ddm041200155000c.html
中村勘三郎さん死去 毎朝聞こえた「ぎゅっぎゅっ」の音
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/stage/612229/
歌舞伎界、芸能界から勘三郎さん哀悼コメント
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/celebrity/612401/
中村勘三郎さん死去 破天荒こそ伝統、生涯かけて貫く
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/stage/612334/
勘三郎さん死去 「父とは女の子の話をしました」勘九郎、七之助兄弟
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/stage/612382/