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カテゴリ:ひとりごと・・・
それまで、駅⇔自宅。主人の実家、スーパーやホームセンターくらいしか、行動範囲が無かった。 チャリンコで出て行って、家のすぐ裏で迷子になったことがある。ちょっと近道してみようと思っただけなのだが、家のある場所は見えているのに、どうやっても近づけない。 当時は携帯電話もなかったから、散々迷ってハンベソで家に帰った。 それに懲りてから、ほとんど車で行き来するばかりだったのだ。 毎晩、チッチと散歩。 何かの本に、同じルートばかり歩くとよくない。とあったのを真に受けて、毎日少しずつ、コースを変えて歩くうちに、このコースだと30分。このコースだと45分・・・と、時計をしていなくてもだんだん目安がつくようになってきたし、散歩のおかげで、意外に近所に、結構遅くまで開いているスーパーを見つけたり、おいしい定食屋を見つけたり。 我家では「チッチ効果」と呼んでいる。 チッチにも、好きな道、嫌いな道があるようだ。 このところどんどんワガママになり、こっちに行くの、行かないの、と意見が分かれることが多い。 まあ、彼は、より他のワンコの通る道がいいんだろう。公園の脇道とか、用水路の側道とか、まったく、足ばっかり上げて先に進みゃしない・・・ 我家の周りは、見た目より起伏が激しく、ちょっと行くと急な坂があったり、階段があったりする。(←これで迷子になった) 路地を入っていくと、急にムシムシと汗ばんでくる。ところが、坂を上り詰めるとフイに涼しい風がぶわっと吹いて来て一息つけたりする。 暑いのが苦手な私とチッチ、涼しい、暑いにとても敏感なのだ。 ただチッチと歩くまでは、この辺は住宅が密集していて風通しが悪いとか、空き地があって日中日照りが強いから、この辺はいつまでも暑いとか。 そこまで考えたことはなかったなあ・・・。 私の家の周りは意外に樹木が多い。 夏場、蚊がわいて困る。なんて思っていたけど、やはり樹の下を歩くと、断然涼しいのだ。 今日のように、夏日が戻った夜。 濡らしたシャツを着せて散歩に出ても、やっぱりチッチ君、ガハガハつらそうだ。 並木道を抜け、グリーンベルトと呼ばれている芝地を歩く。 アスファルトはいつまでも熱が逃げないが、土の上はもうヒンヤリと「夜」が来ている。 便利だからと、いたるところにコンクリを敷き、雑木林を伐採してマンションを建て。 どんどん、四季のバランスを崩し、夏の長い国にしているのは、やっぱり人間だよなあ・・ 空はすっかり高くなり、今日は半月。 それなのに、チッチと私が心待ちにしている季節は、まだ来ていないのだ。 《オマケ》 今日のチッチ「運動会の練習中?」「お弁当まだ?」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.09.21 00:14:28
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