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カテゴリ:愛犬ちっち、そのオマヌケな毎日
今週末は楽しかった。
土曜日は玉華さんのご招待?(押しかけた?)で、玉華さんのご主人の職場にお邪魔してしまった。 実は、玉華さん&ご主人とは、学生時代からの古~い友達なのだが、お会いするのは実に10数年ぶり、え?20年ぶり? 学校を出てからは、年賀状のやり取りだけで数年・・・、ご主人の作品展に呼んでいただいたりが、何度か・・・ 最近になって、玉華さんが、私のブログに遊びにきてくださるようになり、お互いに「動物大好き!」で意気投合!・・・ってわけ。 玉華さんのご主人はデザイナーさんだ。 このたび、仕事場の空き空間を改装し、フリースペース「marebito」として、絵画、写真、造形・・・と、あらゆる「表現者」たちに開放することになり、12日はそのお披露目だったのだ。 かっこえ~ 物見遊山な私は、何にでも首を突っ込みたがる。 ふむふむ・・・、なにやら面白そう~ 前々から、チッチに会って欲しいなあ、って話はしていたのだが、まさか、ご主人の職場に、しかも「お披露目」の大事な日に、「ケモノ連れ」ってわけには行くまいて・・・ でもでも、お忙しいお二人に、揃って確実に会えるチャンスもそうそうないし、玉華さんはチッチに会いたがってたし・・・ 中に入らなくても、ビルの前まで行って見ようかしら?などと、12日のことを知ってからは、未練たらたらで、あれこれ思いあぐねていた。 実は今週末はお楽しみがもうひとつ(これはまた明日ね)。 こちらも、主役はチッチなので、土日のどちらか、お天気の「悪い方にしましょう!」って話していたんだけど、週末に来て「土曜日の最高気温33度」というのを見て 「に、日曜にしましょう」と決まったばかり。 暑い時期のチッチ連れは危険だ。 やっぱりおとなしく家にいるか~。と一度は諦めたのだが、このグズグズを状態を、そのまま玉華さんに、メールしたら 「え?チッチつれて来てくれるの?大歓迎だよ~!チッチに会いたいよ~」 と、熱烈ラブコールをいただいてしまったのだ。 今回は場所のお披露目なので、壊したり汚したら困る作品が展示されているわけではない。親しいお仕事仲間や、お友達を招いての、内輪のパーティーだから、もし無理じゃなければぜひどうぞ!とのこと。 「昼間危ないなら、遅い時間でも大丈夫だよ~」 え~、いいんですか~(すぐにその気になる) 次は行く手段である。 ギャラリーまで、さてどうやって行くか・・・ 電車だと最低でも1度乗換えがある。 電車はエアコンが効いているけど、駅の構内ってすごく暑い。今日の気温じゃ、チッチ無理かも・・・ じゃあ車? 車なら、到着すれば室内だし、チッチも行かれるなあ。 荷物も載せていかれるし・・・ でもな~、一人で都内を走るのは恐いよ・・ 土曜の昼を過ぎて、お邪魔する気なら、もうそろそろ出ないと、って時間になってもどうするか決まらない。 パソコンで天気を見たり、地図を広げたり。 そうこうするうちに、勘のいいチッチ君。私の「お出かけモード」に気付いてしまった。 「かあたん?どっか行くの?ボクも行く!ボクも行くよ~」←お約束 玄関とリビングを走り回り、私に付いて歩き、後ろからヒザカックンをお見舞いされ・・・、ちょっと離れるとギャウギャウ喚く。 「えーい、わかった、連れてくよ!連れてくからっ!」 さすがに高速に乗る勇気はないが、都内への一般道は、主人の運転では散々通っている。(酔っ払った主人を乗せて、走ったことも何度かはある。) 茅場町はオフィス街だし、休日はそんなに混んでいないだろう。 自分の運転じゃ、途中で地図を見る余裕はないだろうと、大きな紙に、目的地までの主要な交差点をメモして(ご存知うちの車にナビはない)、チッチのギャウギャウに煽られ、勢いで出発。 ムンムンと暑い土曜の昼下がり、道は空いている。 チッチがガハガハしているのが気になって、何度も「引き返そうかな?」と思うが、一本道、どんどん景色が変わっていく。 ガハガハがすごいので、途中で一度車を停め、チッチをクレートから出して、助手席の椅子にリードでつないでみた。 すると、チッチは、助手席の足元が涼しいことを覚えていて、足もとにもぐっておとなしくお座りしている。 これなら大丈夫かな?? 普段は主人の運転で、キョロキョロと周りを見ているので、「おお、ここまで来たか」「あ、あの看板」とチェックしつつ車は都心へ・・そして、目的地に無事到着!! 川沿いに建った、細長いビル。 いかにも「好きそう」なレトロな空間。 他の階に入っている会社は、お休みで誰もいそうにない。 外から見た感じ、アートギャラリーがあるようには見えない。 細い階段にチッチのガハガハが響き渡る・・・ 5階の奥に小さな表札を見つけた。 ドアをそっと開けると、中から楽しそうな笑い声が聞こえる。 「っこ・・・、こんにちは~」 ドアは2重になってて、入っていくと別世界だ。 気配に気付いて、玉華さんのご主人が迎えに出てきてくれた。 申し訳なさげに入っていくつもりが、チッチ連れだとそうはいかない。 カシャカシャとツメの音、ガハガハと荒い息・・・ 「チッチの登場だよ~ん!いえーい!」 ってなっちゃった・・・ 「あ!チッチだ!」 「わーっ!チッチ~来てくれたの~」 奥からエプロン姿の玉華さん登場(パーティー用のたこ焼きを焼いていたらしい) 玉華さん、20年前と全然お変りなく、スリムで小顔、うらやましいよ・・・ 「お言葉に甘えて来ちゃいました~」 中にはお仕事関係やお友達が10数人がいらっしゃったのだが、この「珍客」を皆さん歓迎してくださった。 ギャラリーは、間接照明の柔らかい光。 想像通りの懐かしいにおいがする。(たこ焼きの匂いじゃないよ) 大きな窓からは川が見下ろせ、都心のビルとは思えない静寂さ。 ひとしきり、皆さんに紹介していただいて、色んなカタチの椅子の一つに腰掛ける。 その椅子も、ご主人が革を選んで張替えたそうな・・・ 昔のお医者さんの先生が座っていそうな椅子である。 汗を拭いて、少し落ち着いたので、しげしげと見回すと、おそらくご主人がかなりの時間と労力を注いで集めたであろう、こだわりのグッズの数々が、それぞれの存在感を消すことなく、ここの空気に溶け込んでいる。 黙ってずっと、座っていたくなるような、もしかしたらずっとここに座っていたような。 なんとも言えない、そんな空間なのだ。 チッチは興奮状態で、初めはガハガハしていたが、話に夢中になっている私たちの足元でぺたりと寝てしまった。 「そうそう、目の傷どうした?」とか 「どこの歯が折れちゃったの?」という話題になると、急に起こされて、口を開けさせられたりしてたけど・・・ ちょっとだけお邪魔するつもりが、2時間以上居座ってしまった。 お客さんの一人一人が、皆さん個性豊かで、話題も豊富。 聞けば、ほとんどの人が今日初対面だったり、お久しぶり・・・だそうで・・・ そんな風にまったく見えない、皆さん、毎日一緒に仕事している人なのかと思うくらい、自然にリラックスされているのだ。 その自然さが、心地よくて、いつまでもおしゃべりしていたかったが、帰り道もあるし、チッチもアクビをしているので、失礼することに・・・ チッチを車に乗せ、駐車場を出るまで、ご夫婦で見送ってくれた。 「ほんとに運転できるの?」「ウインカーどっちかわかる?」なんてイジワルを言われてゲラゲラ笑いながら・・・ 学生時代の友達は、いつまでたっても、なんだかそのままなのである。 すっかり夜になった帰り道。 チッチはクレートの中で大イビキ。 「付き合ってくれてありがとうね~、チッチ~」 思わず声をかけるとフニャフニャと寝言を言っている。 チッチのおかげで、新しい友達もできる。 チッチのおかげで、古い友達にも会える。 思い切って出かけてよかったなあ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.07.15 00:40:44
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