☆とうもろこし☆夏の収穫物と言えばとうもろこし。原産地は中南米と言われています。日本には安土桃山時代、鉄砲伝来と同時期にポルトガル人によって伝えられました。明治初期にはアメリカから輸入された品種が北海道で栽培されるようになり、これが後に日本のとうもろこしの主品種となりました。 野菜はすべて鮮度が命ですが、とうもろこしは特にその傾向が顕著。 収穫した直後から味が落ち始め、1日経つと風味も栄養価も半減すると言われています。手に入れたら、なるべく早く調理して食べることが、美味しく食べる何よりのコツです。 実の大部分を占める胚乳は、糖質が主成分。たんぱく質や脂肪も含むため、野菜の中ではエネルギーも高めです。胚芽にはビタミンB1・B2・C・Eやミネラル、種皮には食物繊維とミネラルが多く含まれています。また、とうもろこしに含まれる食物繊維の85%が水に溶けない不溶性。腸内で水分を吸収し、腸の運動を活性化します。 皮の周りにある”ひげ”には、南蛮毛(なんばんげ)という漢方名があります。利尿効果が高く、煎じて飲むとシミ・そばかすの原因となるメラニン色素の排泄効果があるとも言われます。とうもろこしは、美容効果の高い野菜でもあるのです。 ☆選び方のポイント☆ ○粒の大きさが揃っている ○皮の濃い緑色 ○ひげが濃い褐色 ○ひげが多いほど粒も多い ☆とうもろこしの保存☆ 買ったその日に食べるのがイチバン!でもすぐに食べられないときは・・・ ○できるだけ早く茹でて(または蒸して)ラップに包み、冷蔵庫、または冷凍庫へ。 ○実をはずして冷凍しておくと、スープや炒め物に便利。 ○生で保存する場合は・・・ 1.皮つきのままラップで包む。 2.冷蔵庫の野菜室へ。 3.穂先を上にして立てて保存する。横に置くと糖分の減少が早くなるので注意! 「オアシスめいと8月号」より ジャンル別一覧
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