schatzky☆ドイツ忘我と結実の境。

手作ケーキ教室に怒るドイツパン菓子職人ら

1930年代のお話です。
今の話ではないのでご注意。

1935年頃のドイツの菓子職人新聞とか菓子職人・パン職人新聞を読んでいて
分かってきたことがあります。

ドイツのケーキ、クーヘンは
いつ頃からどの程度、家庭で焼かれるようになったんかいな
というのが論文の一つの焦点なんですが

例えば、コンディトライKonditorei(菓子)職人は、
1900年頃から流行りだした料理・オーブン教室に文句たらたら。

彼らはドイツのクーヘンKuchenとトルテTorte、まあ、
日本でいう焼きっぱなしの素朴なケーキ菓子と、
高級な(クリーム)ケーキの両方を
高等な技術で作り出す職人なのですが

曰く、
「職人仕事は職人に任せろ」

主婦のケーキ作りは「不正労働だ」

「オーブンつきの調理台をなくさない限り、安眠はない」

でも、
「簡単な、昔からあるおばあちゃんのケーキならいい」
んだってさー。

ふぅーむ。

やっぱり、いろいろケーキ焼くって、
元から主婦の仕事だった訳じゃないらしい・・・
しかも1935年・・・

更に、1933年、34年には、地方政権の協力を得て、ケーキ教室を中止させたというニュースもあり。

38年くらいまで、ケーキ教室への反発が続きます。

ドイツ、特に南独でのケーキの通説は、大まかにいえば

「家庭でお母さんが作る伝統の文化」。

よく見たら、そうじゃない。
そうじゃないんだなー。

伝説は作られていたらしい。

調査は続きます。






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