schatzky☆ドイツ忘我と結実の境。

2006/10/12(木)19:24

先生に会う。 ドイツ語の辞書

研究と大学(136)

穴埋め日記です。 またしばらくご無沙汰していました。 体調不良と、ネットなしと、後、暇なしがちょこっと。さて、この日は指導教官に会いに行った日。8月から大学のネットに直接はいる電話番号が変わり、 先生はメールを読むことができなくなってしまった。というわけで、コンピュータのチェック。そして、本当は、私の書いたもののチェック。 こちらがメイン。今日持っていったものは、書き出しの、KuchenとTorteいう言葉がどこから来て、どういう意味を持っているかということ。 語源から用法まで広く調べたものは、やはりなんと言ってもグリム兄弟監修の大独和。 言語学的に意味を調べたひとは、地域的なものも含めると、二人。あと、当時のひとがこれらの言葉とどんな関わりを持っていたかを知るために、 俗信辞典というものも引き。これが一番時間かかったのかな。現代の、お菓子屋さんの定義も入れて。 定義はどうしても、味気ないものになってしまう。 先生も、乾いてるね・・・といっていた。そう、乾いているのは、私も好きじゃないが、先生もお好きではないのだった。ところで、グリム兄弟から始まった大独和は、 今やネットですべて閲覧できるようになっている。便利になったものだ。 但し、19世紀後半から20世紀前半にかけて出版されたもの。 ということで、現代の辞書とは少し違う趣があったりもする。 でもドイツ語の辞書中の辞書とも言えるもの。 文学、言語、歴史、民俗関係は、基本的にはこの辞書なしではやっていけない。 偉大な、量もものすごい辞典である。 そしてその大仕事は誰が請け負ったのかというと、中国の会社だったそうな。 「そうじゃなきゃ、あれだけのものを学術系がただで公開できるはずがない」と、 教えてくれた人はいっていたが、その通りですな。

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