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2009年08月06日
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カテゴリ:研究と大学


お友達の恩師がドイツ語の本を出版なさったと、見せてもらって、

なんて本だ。

と思いました。 

須澤通、井出 万秀著:ドイツ語史―社会・文化・メディアを背景として

すごい本ノートです。

私ごときがいうのも何ですが。

これだけの本を書かれるのは、並大抵のことではない。

そして、これは、
ドイツ(語/文化)を学ぶ多くの人に、とても役に立つ本です。
一人でも多くの人に知って欲しい。

そういうわけで、滅多にしないことですが、
お友達のブログから引っ張らせていただきました。

彼女-黒い森の白いくまさんの、この本によせる想いはこちらからどうぞ。
読み応え、たっぷりです。

さて、本について。

この本は、ドイツ語の発達史を学びながら、

ドイツ史を、ドイツの文化を、ドイツの社会とメディアとひとの関わりを学べる。

それも、全体を俯瞰して。

そして、全体をつなぐ、一本の糸の役割を果たしているのが、ドイツ語です。

ドイツ語という言葉を軸に、ドイツを学べる本といってもいいでしょう。

(これは、文化学研究者としての視点からです。ドイツ語専門のかたはご不満かも)

 

私からみたら、こんなありがたい本はありません。

くまさんが書いているけど、

この半世紀、ドイツ語史をまとめた本は、でてこなかったとか。

私も、そんな本にお目にかかった覚えはありません。

そして、この本のすごいところは、ドイツ語という一つの視点から
いろいろな分野をとりまとめてドイツ社会文化史が語られていることです。

一冊で全体を見渡すことができる本というのは、ドイツ語史でなくても、

なかなかないものです。

逆に、あったらとても楽。とてもありがたい。

その一冊をひもとけば、要点がサッと掴める。知りたいところがぱっと引ける。

何か、疑問があったら、その点を確かめることができる。

初学者には少し、近づきがたい本かもしれませんが、
それでも、ちょっと気が引けても、とにかく手にとって一節を読んでみてください。

大切なことを、要点を押さえてまとめてくださっています。

いっぺんに全部を読み通すのは、大変な本です。

でも、手元に置いて、繰り返し、少しずつ読んだらとてもためになる本です。

 

大学での研究の半分から三分の2は、資料集めであると
修士時代の恩師に言われたことがあります。

あるテーマについて一貫した資料を最初から最後まで揃えることは

それほど、面倒くさくて難しいものです。

資料が集まらなければ、研究はできない。

どんなにテーマがおもしろくても、だめなのです。

一方、概説史というのは、ときとして散漫、もしくは平坦になりがちで、
学ぶものとしては、時々どこにポイントを置いたらいいかがわからなくなってしまう。

そんなときに、何でもいいから一つ、視点を定めて物事を追っていくと、
見違えるようにつかみ取りやすく、わかりやすくなったりします。

この本は、その視点をドイツ語という言葉に置いています。

その裾野の広さを考えたら、この著者の方々はどうやってこれを成し遂げたのだろうと
うなり声しか出てきません。

それはさておき。

言葉と文化は、切っても切り離せないもの。

言語だけ学んでいても、それは役には立ちません。
言葉の本質は、背景の文化を知らなければ、本当に理解はできないでしょう。

そういう意味で、この本は正統派の本です。

ドイツ語を学ぶなら、是非読んで欲しい。

そして、ドイツを知りたい、学びたい人には、
ドイツ語という一本の筋を通して、
系統立てて学びやすい、とてもありがたい本です。

全部を読み通すのは、なかなか容易ではありませんが、
ドイツ語を学びたい人、
ドイツの社会文化史を学びたい人に是非お薦めしたい一冊です。

 






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最終更新日  2009年08月07日 07時48分38秒
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 収集自体が骨折り?   pfaelzerwein さん
「その視点をドイツ語という言葉に置く」 ― なにかとても凄い事のように思いますが、資料も膨大な反面優れた研究も数多くあるでしょう。

その点「クーヘン」の方は身近な感じがする反面資料となる研究は少なさそうなので、収集自体が骨折りなのでしょうか。 (2009年08月06日 23時41分44秒)

 Re:収集自体が骨折り?(08/06)   schatzky☆ さん
pfaelzerweinさん
こんにちは。

>その点「クーヘン」の方は身近な感じがする反面資料となる研究は少なさそうなので、収集自体が骨折りなのでしょうか。

そうですね、「クーヘン」については、収集自体が「無理じゃないの?」と思われることが多かったですし、実際、難しいです。先行研究がたくさんあるものとはやはり研究手法が異なります。どんな研究でも、どこに何が書いてあるのかを最初におさらいするんですけれど、私の場合はこれが少ないので、必然的に探索の幅を広げることになりました。だからこその学際的研究でもあります。
記述があるものを探して文献を探しまくっても、一冊に一行、二行しかなかったり。300ページくらいある本で1ページくらいの記述がある本を見つけると、それだけで大喜びでした(笑)。
特に20世紀、戦後がポイントだったので、学術的な文献がないことも多くて、一次資料を探しに文書館を訪ねたり、雑誌を取り寄せたり。試行錯誤の繰り返しで、いろいろ集めていきました。普通の人は図書館に資料がごっそりあって、持ち帰れないので図書館で作業をするのですが、私の場合は図書館に行ってもないので、いろんなところからコピーして持ち帰った資料を家において、最後は引きこもり生活(笑)。
そして、民俗学の大切な手法にフィールドワークがあるのですが、私の研究はこれがあってこそ成り立ったようなものです。 (2009年08月07日 08時18分46秒)

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