ドイツでは大学卒業や修了は個人によってまちまちで、
試験が終わったその日が修了日。
博士課程はちょっと違って、
オフィシャルな修了は出版が学部に認められた日みたいな感じ。
これは博士号取得の条件に博士論文の出版が義務づけられているため。
しかし、出版にはお金も色々絡むし、個人的な事情もあるので、
博論を出して口頭試問(一般公開討論か修了試験かは学部などによっても違う)を終えると
実質博士号取得者として取り扱われる。
(自分からは博士だと名乗っては詐称になるので、
博士になる人、みたいに名乗らなければいけないが、
他人がその人を博士と呼ぶのは構わない)
大学全体ではしかし、
出版しない限りはいつまで経ってもドクターとして認められてはいないのであった。
出版もいつまで引き延ばしていいわけでもなく、
2年以内等に区切られている。この間に出せなければ、それまでの努力の全てがパーである。
まあ、延長もできるのだが。
そんなわけで、めでたく出版にこぎ着けると、
大学から立派な免状のような証書が送られてくる。
それで終わり…かと思いきや。
いつからか、大学全体で博士号取得者のお祝いをすることになっている。
これは大学によって違う。
うちの大学はいつからだろう。
数年前に博論を提出したときにも既にあった。
学科ごとや学部ごとに~年度修了生という形でお祝いの会を催すことも昔はなかった気がする。
なんというか、アメリカっぽいかも。
ということを思ったのは、招待状が送られてきて、
「参加の是非を知らせてくれ~」とメールが再送されてきたからであった。
(忙しくて無視しちゃったんだけど)
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最終更新日
2012年07月30日 20時41分54秒
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