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カテゴリ:(南西)ドイツの風物詩・旅路・風俗
いきなり旅に出た。
しばらく前から招待されていたが、どうも踏み切れず。 とても魅力的だがどうにも遠い。900キロメートル以上は離れているのだ。 そもそも900キロメートル離れるという距離感が良く分からない。 日本で900キロメートルというと名古屋から札幌くらいになるんだろうか。 私は東京にいたので、そこから広島辺りまでなのか、九州までいけるのか。 それにしても遠い。 ドイツはどちらかと言えば縦に長い。とは行っても日本とは比べ物にならない。全長(?)は多分、良いところで1200キロメートルといったところだろう。 私は南西部に住んでいる。ここから900キロメートルも南に下ればローマである。 ついでに、西へ700キロメートルほど横移動すればパリにつける。 そして私が招待されたのは北の島。そう、島である。 ドイツにも島はある。最も有名なのはドイツ最北のSyltズィルトという島。 他の島と一緒にノルウェー国境の北海に浮かんでいる。 お金持ちが遊びに良くいく島で、Syltズィルトに行くというと 「ほえ~優雅だねぇ」という反応が帰ってくる。 このズィルト島と一緒に群をなしている島がいくつかあり、 観光客が休暇を過ごすのは大抵Amrumアムルムという島かFöhrフューアという島になる。 ちなみに東へ行くと、Rügenという島がある。 こちらもいいところ。 最近はがけが崩れて女の子が生き埋めになり、 経済的な状況も含めた保全と観光の難しさが改めて議論された。 ドイツ人は休暇というと大抵南に向かう。 でも、ドイツで海に行きたいといったら北だ。 海を見るのは何年ぶりだろう。 2006年にフューアへ行って以来かもしれない。 家を何日も空けること。 経済的なこと。 仕事のこと。 色々考えて、行きたいけどそんなにお金もないし。と思っていた。 900kmを移動するにはそれなりにお金がかかる。 あまり貧乏を強調したくはないが、稼ぎが少ないのは事実。 旅行するような高揚した気分でもない。 招いてくれた、デュッセルドルフでお世話になった知人というかお友達というか もう75歳になるのだがとても元気な彼女は 「私のほかに私の娘親子が3人泊まってるけど部屋は一つ余ってる。 来るなら交通費だけ考えれば良いよ」といってくれた。 うーん。 でも踏ん切りがつかなかった。もう長いことそんな旅行をしたことはない。 でも、北の島は素敵だ。 しばらくしたころ、テレビでアザラシを見た。砂地に転がるアザラシたち。 うーん、みたい。私は海の生き物が好きなのだ。 いや、アムルムでアザラシが見られるわけではないが。砂丘は見られる。 島に向かう船に乗ればくらげが一杯浮いている。運がいいと、鯨が潮を吹いているのがわかる。 調べてみた。 おお、朝8時前に出て夜8時過ぎに到着か。 すごいなー。 行ってもいいかな。 ちょびっとだけ、思った。 でも、行かないで終わっちゃうかな。 2週間くらいそう思っていた。 役所に税額査定通知書を出しに行って、 行こうかな…という気が少しずつ、ほんの少しずつわいて来た。 すっぱりさっぱり今出来ることはやったしとどこかで思ったからかもしれない。 でも、すっぱりチケットを買ったり日にちを決めたりは出来ず、 この日くらいがいいかな…と思いながらも後戻りが出来るよう、 ギリギリまでチケットも買わず、迷っていた。 そして昨日、とうとうバーンカードを買い、 朝が早いことを考えてチケットも買い求め。 なんだかんだで結局ほぼ徹夜で片付け、 早朝にしばらく持ったこともない大量の荷物を背負い、また引きずり、 ぜーはーいいながら結局ギリギリの時間に駅まで歩き、 うわー、やっぱり間に合わないよ…と思った電車に間に合って、 おそらくゾンビみたいな顔で電車に乗り、 一時間ばかり。 シュトゥットガルトで乗り換えてから5時間。 そろそろハンブルクに着く。 旅はまだ、半分。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年08月15日 08時20分34秒
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