シュトロイゼルプフラウメンクーヘン Streusel-pflaumen-kuchen 1
シュトロイゼルプフラウメンクーヘン Streusel-pflaumen-kuchenドイツ語で3つ単語が並ぶ、長ったらしい名前のケーキ。英語だとクランブルプラムケーキ。別名、シュトロイゼル-ツヴェッチュケン-クーヘン。Streuselzwetschgenkuchen。沢山プラムがあるとき、作りたくなるケーキです。先日、ミュルベタイク、クッキー生地の作り方を書きました。今日はその生地を使って、プラムケーキ。ちょっと長いので、3回に分けまする。ドイツでは、濃い紫色のプラムは二種類に分かれます。一つはまん丸、ボールに近い形のプフラウメ(ン)Pflaume(n)もう一つは、ラグビーボールのような形のツヴェッチュケZwetschge。お菓子によく使われるのは、ラグビーボール型の方です。このラグビー型、地域によって呼び方が違っていて、私の住んでいるところはツヴェッチュケ。そのほかに、ツヴェッチュゲ(ン)、ツヴェッチェ(ン)、綴りもZwetschge, Zwetsche、 Zwetschkeとバリエーションがあります。このツヴェッチュケは、プラムの原種なのだそうです。東の方へ行くと、アイアープフラウメ(ン)Eierpflaumenと呼ばれるそうで、これは卵形のプラムという意味です。昔もこんなことを書いたような。最近、旧東独地域出身の学友に、あなたのところではツヴェッチュケはなんていうの?といったら、「たまごプフラウメ。」といってたので、その語感がかわいいなぁとおもいました。プラムケーキには、リンゴケーキと同じくらい、いろんなバリエーションがあります。たとえば、プラムだけの、上に何も載せないケーキは、少し甘めに砂糖を加えた生クリームを添えると、酸っぱさが生クリームの甘さで調和されておいしいです。プラムだけの場合は、二つ割りにしたプラムの上にブラウンシュガーの角砂糖を載せて焼くなどということもできます。上にシュトロイゼル(クランブル)を載せて焼くなら甘さも十分。生クリームがなくても十分においしい。私が先日作ったのは、シュトロイゼルを載せるバージョン。というわけで、今日はシュトロイゼルのバージョンを。2に続く。