十一巡目の六
グーグルのブロガーからのつづき
六月十日(二十七日目)は術界の科学分野の三回目で、外されていたアメリアも同行していた。この日は人造人間の健康管理研究施設巡り、それと管理システム関連施設の見学で費やされた。危険が大きいので仕組みの戦士達が剣を掲げて進行していったが、妖怪や化け物族がわんさと出てきて騒ぎ立てたため、仕組みの戦士達との戦いとなっていった。そうして皆に守られながら見学は続き、健康管理分野は気持ちが悪くなって十一時四十五分に終わり、管理システムの五百種類ほどの施設は十二時から十四時五十五分まで、そして十五時十分に全てを終了して帰還してきたのだった。
一方総合先導役の佐田の公共私有地は突貫工事が続いていたが、ナポレオンたちはあまり働かないので評判が悪かった。仕組みの戦士候補としての働きを期待して、佐田が雇う形にしてあったが、そちらのほうの仕事はそれなりにしていたようであるが、二人の中の魔物がのさばるせいか、何かにつけて折り合いが悪く、問題ばかり起こしているようなところがあった。下働きなどしていられるか、といった態度だったからであろう。佐田が優遇するので、そこらにも問題があるのかもしれない。
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