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慶文堂 ひま人日記

*1帝国主義時代の世界~私的考察

 さて、何故近代において朝鮮半島が列強に、そして日本に併合されなければならなかったか?
 これを知るには韓国史でも近代史を知る必要があります。ということで、一旦時代を溯って『7 近代社会の展開』の『1 近代社会への進展』を見てみたいと思います。


(引用開始)
単元の概観
 朝鮮社会は、内部から芽生えはじめた近代的な要素を十分に発展させないまま開港した。これ以後列強の侵略が相次いで、清日戦争、露日戦争を挑発した日帝の植民地支配下に入ることになった。

 しかし、わが民族は帝国主義列強の侵略に対抗して衛正斥邪運動、東学農民運動、抗日義兵戦争などを展開し、一方では甲申政変、甲午改革、独立協会活動、愛国啓蒙運動などをとおして近代国家の建設のために努力した。

 開港以後経済面では列強の経済的侵奪に対抗して近代的経済建設のための努力がつづけられ、社会面では両班中心の身分制度が廃止され、近代意識も普遍化していった。また、科学技術と文明施設が受容され、教育運動と国学運動、文芸活動と宗教活動が近代的、民族主義的性格を帯びて展開していった。

(引用終わり)



>清日戦争、露日戦争を挑発した日帝の植民地支配下に入ることになった。


 ここでも、当時の日本を巡る国際情勢無視の、日本憎し!の文章が見られます。この文章からは日本が積極的に清・ロシアを挑発して戦争をしたような印象を受けます。もちろん事実はまったく違うのですが。



>しかし、わが民族は帝国主義列強の侵略に対抗して衛正斥邪運動、東学農民運動、抗日義兵戦争などを展開し、一方では甲申政変、甲午改革、独立協会活動、愛国啓蒙運動などをとおして近代国家の建設のために努力した。
>開港以後経済面では列強の経済的侵奪に対抗して近代的経済建設のための努力がつづけられ、社会面では両班中心の身分制度が廃止され、近代意識も普遍化していった。また、科学技術と文明施設が受容され、教育運動と国学運動、文芸活動と宗教活動が近代的、民族主義的性格を帯びて展開していった。



 つまりは朝鮮民族が独力帝国主義列強の侵略に対抗し、近代国家の建設のために努力した。近代的経済建設のための努力が続けられ、身分制度が廃止され、近代意識も普遍化して行った。さらには科学・文芸・宗教といった展開し、現在の韓国の輝かしい繁栄に繋がった・・・とこういうことだそうです。

 まさに、優秀で誇り高き朝鮮民族!朝鮮民族万歳!!


 それほど優秀な朝鮮民族が何故、後日列強の介入を受け、日本による併合の憂き目を見る結果になったのか?そこの所が不思議です。韓国の子どもたちは、その辺りを不思議に思わないのでしょうか??(たぶん『日本が汚い手を使って強引に行ったんだ』、という事になっているのでしょうね)


 まあそれはいいとして、次からは『帝国主義』について説明しています。
 

>イギリスではじまった産業革命は19世紀中葉を前後してヨーロッパの主要国家とアメリカなどに拡大して、19世紀後半には資本主義が高度に発達するようになった。独占資本主義、金融資本主義に到達した先進資本主義諸国家は、国内に蓄積された剰余資本の投資市場を確保するために新しい植民地を必要とするようになった。また、イタリアの統一とドイツの統一で高まった民族主義は、以後排他的で侵略的な性格の民族主義に変質した。

 
 ここでは帝国主義および植民地を、

>独占資本主義、金融資本主義に到達した先進資本主義諸国家は、国内に蓄積された剰余資本の投資市場を確保するために新しい植民地を必要とするようになった。
>資本主義の顕著な発展と強烈な民族主義を基礎に、ヨーロッパ列強をはじめとする強大国は、1870年代から後進地域を侵略して植民地にした。ここに帝国主義時代が展開した。


 と定義しています。この定義からすると、当時の日本は果たして帝国主義の要件を満たしていたのでしょうか?
 日本が開国し、富国強兵を唱えるようになってからたかだか30~40年ほど。『国内に蓄積された剰余資本』など、どの程度あったのでしょうか?私などから見ればちょっと疑問なんですが・・・。


したがって20世紀はじめにはリベリアとエチオピアを除いたすべてのアフリカ地域がヨーロッパ列強に占領されてしまった。

 アジアでイギリスはインドとその周辺一帯を植民地として支配し、フランスはインドシナ半島を占領した。また、オランダはインドネシアを、アメリカはフィリピンを植民地として支配した。18世紀まで強力な国家だった中国も19世紀末には西洋列強と日本の侵略で半植民地状態に転落してしまった。西アジアー帯でもオスマン帝国が弱体化していくなかで帝国主義列強の勢力が浸透した。

 列強の領土分割は太平洋にまでおよび、20世紀はじめまでに太平洋の大多数の島はアメリカ、イギリス、フランス、ドイツなどによって分割占領された。
>



 まあこの部分については、取りたてて突っ込む所もないようです。

 当時における列強・帝国主義においては、ヨーロッパやアメリカが先を走り(というか、始めて)、日本は『遅れて参加した帝国主義国家』でした。

 日本が列強に植民地化されないように自らも富国強兵政策を取る必要があり、そのためにも明治維新という革命を行い、数多くの日本人の血を流して成功させました。
 明治以降も積極的に西洋の文物を取り入れ、西洋化を急ぎました。その結果なんとか得ることができた、列強の地位・・・などという日本国内の事情はまったく無視みたいですね。まあ当然といえば当然ですが。
 ただ単純に西洋のマネをすれば列強になれる、とでも考えているのでしょうか?


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