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カテゴリ:マッサージ師の裏話
さて、またまた『韓国調査船出港 竹島周辺の海流調査』などというニュースが入って来たようですが、ここは涙を飲んで(このところ続いてるからなァ)無視することにして・・・。
皆様お待ちかね!久々のマッサージ師の裏話を。 ・・・えっ、誰も待ってないって?そんなァσ(^◇^;) そんな事言わずに、読んでくださいよォ( ̄~ ̄;) さて、マッサージさんにもイロイロな人がいます。 昼間っから酒かっくらって仕事しちゃうとんでもないオッサンの話は以前したと思いますが、今回は別のオッサン・・・というか、おじいさんの話です。 あの人は中途失明(途中から視力を失った)の方で、お年はもう60代後半ぐらいだったでしょうか。 けっこう人が良くて、大人しいおじいちゃんでした。 ある時、電話番のお姉ちゃんから、 「菅さん、ペケペケ時にホニャララホテルの4○2号室で2人入ってます。Aさんと一緒に入ってください」 「ハイヨ!じゃ、Aさん、少し早いけど出ますか」 ということで、私の車でホテルへ向かいました。 車を降りて、私が先導(といっても、Aさんが私の左肘にちょっとだけつかまって歩くだけ)して、ホテルの部屋へ入りました。 お客様はお二人(当たり前か)。 Aさんはもうベテランだし、それに何度もご一緒してるので、こちらはこちらのペースでマッサージしていました。 「お客さん、どちらからいらっしゃったんですか?」 「この辺・・・ずいぶんこってらっしゃいますねェ」 とかなんとか。 しばらくすると突然、後ろの方で、 「あわわ・・・」 みたいな変な声が・・・。続いてお客さんの、 「マッサージさん!どうかしたんですか?」 の声。 「手さ・・・手ェさ力が入らね・・・」(手に力が入らない) えっ!!(; ̄▽ ̄) 驚いて振りかえってみると、Aさん、ペタンと座って動けません。 「どうしたんですか?」 「足さも・・・力入らねみでェだ・・・」(足にも力が入らないみたいだ) こりゃイカン!脳血管障害だ! ここから動かせないぞ・・・。 焦りましたよ。仕事中です。お客さんの目の前です。 でも、Aさんの方も一刻を争います。 救急車を!と思いましたが、まずは電話で社長に報告(ちょうど居たから良かった)、指示を仰ぎました。 すると、 「悪いけど連れてきてくれ。その部屋には誰か別のをやるから。こちらに救急車を呼んでおく」 という返事でした。 連れて行くんですか?・・・やばいっすよ。 でも・・・ホテルに救急車呼んで大袈裟にしたくないんだろうなァ・・・。 仕方がないので、まずは心配そうに見ているお客さんに、 「お騒がせして申し訳ありません。すぐに別のマッサージを来させますから」 とお断りして、Aさんをおぶって部屋を出ました。 Aさん、私の背中の上でしきりに、 「スミマセン・・・スミマセン・・・」 「こんな時にそんな事言ってる場合じゃないでしょ!しっかりしてください!」 そして私の車に乗せると、(注意しながら)控え室になっているアパートへ・・・。 アパートにはすでに救急車が待機していて、そのまま救急隊員へバトンタッチ! Aさんは病院へ搬送されました。 幸いにも、Aさんの命は取りとめました。良かったヨカッタ。 でもその後、マッサージ師として仕事に復帰することはなく、その数年後にはお亡くなりになりました。 入院した時、我々マッサージさん一同として代表者がお見舞いを持って行ったように記憶していますが、一命を取りとめたし(大丈夫だろう)ということで、直接お見舞いにも行かないままそのうち退院してしまい、そのままになってしまいました。 実は・・・あの件に関してご家族から私に対して何らかの接触というものは一切ありませんでした。 私なりに勝手に(お礼の言葉の一つもあるのかな?「いやァ、当然の事をしたまでです」、なんて答えようかなァ)・・・などと思っていたのですが(アホですね、やっぱり)。 まあ別に『お礼しろ』という気はありませんでしたし、恐らくは突然の事でドタバタしていたのでしょうからそれはそれでいいのですが、でもその事が逆にAさんがご家族の方々にどんな扱いを受けていたか・・・を証明しているような気がして。ちょっと寂しかったです。まあ他所のご家族内での話であり、他人が口出しする筋合いの事でもないのですが・・・。 Aさん本人からではなく、同僚の人たちからそれらしい話は聞いてはいたので・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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はまじ007さんへ
>Aさんの御冥福をお祈り申し上げます。 ありがとうございます。ホント、けっこう気のいいオジイちゃんだったんで。 まあご家族にはいろいろな理由がおありだったんでしょうけど・・・ついつい余計なところまで勘繰ってしまって。 (2006年07月03日 18時44分53秒)
Aさんのこともそうですが菅ちゃんも人間味あふれている気がしますよ~。Aさんの家族のこと自分に重ねて考えさせられます。年寄りがいるもんで。ねっから悪い人などいないと信じたいですね。Aさんのご冥福をお祈り申し上げます。
(2006年07月04日 09時09分34秒)
aliceさんへ
どうもありがとうございます。 私などまだまだの人間ですよ。 お年寄りがいるウチはなにかと大変です。 あんまり大きな声じゃ言えませんが・・・頑固でワガママですからねェ(苦笑) でもまァ人生の先輩だし、それに人間、長生きすれば誰しも「何時か行く道」ですから。 (2006年07月04日 11時54分18秒)
♪与えられた。。生き様が有りますね。。。
必ず跳ね返って来るものでしょうね。。。 いつも優しさ持っていてね。。。 私は感謝したい。。なんて奇麗事ばかり並べても入られないけど。。心構えだけは。。。 なんて思っています。。。 来たよ。。私のとこも 待望のさくらんぼ イエ~~イ。。。 (2006年07月04日 13時27分28秒)
スパイダー111さんへ
あら!さくらんぼ!・・・と、北海道は余市町のさくらんぼですか! さて・・・佐藤錦かな?ヨカッタですねェ。 本場・山形は寒河江のさくらんぼをお送りしたいのはやまやまなんですけど、なにぶん・・・高くて(^▽^;) それにしても、スイカとリンゴジュースまで! いいですねェ・・・。 (2006年07月04日 14時57分28秒)
こちらへトラックバックされていますが、個人のお名前が書かれてあり、また意味不明でもありますので、削除させていただきます。
(2006年12月02日 11時37分21秒)
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