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慶文堂 ひま人日記

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2008年02月26日
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カテゴリ:時事問題
さてさて、なんとも挑発的なポスターだ事・・・。



《引用開始》・・・ミクシィ・ニュースより (元ネタ;毎日新聞 - 02月25日 21:02)

<ポスター>「米の作りすぎは、もったいない!」に農家反発



東北農政局が作った「資源のムダづかい」など刺激的な文言も含まれた「米の作りすぎは、もったいない」ポスター

 東北農政局が作った「米の作りすぎは、もったいない!」「米の過剰作付けは、資源のムダづかい」というポスターに対し、地元の農家が「一生懸命米作りをしている農家の誇りを逆なでしている」と激しく反発。東北6県の農家約6000戸でつくる東北農業農民団体連絡協議会が25日、同局に文書で抗議するとともにポスターの回収を求めた。

 「米の生産調整」への理解を深めてもらおうと局内で文言などを検討し、3万枚作製。今月から東北地方の農協などに張り出された。「MOTTAINAI」という文言付きで、「麦・大豆等へ転作し、自給率を向上」「限られた水田を有効利用することが、国民共通の利益」などと呼び掛けている。

 抗議文は「過剰なのは輸入米で、外米に血税をつぎ込むことこそムダづかい」と指摘。連絡協議会の佐藤長右衛門会長は「高齢化が進む農村では、米作りを続けることが心の支え。カラー印刷で3万枚作成する金があれば、もっと他の施策に使うべきだ」と話した。

 同局は「米価下落で生産調整が緊急の課題。決意の表れとしてインパクトのある言葉を選んだ。誇りを傷つける意図はない」とし、ポスター撤去などの予定はないという。【青木純】

毎日新聞 (提供元一覧)


《引用終わり》



農家の方々は「米の作りすぎは、もったいない!」「米の過剰作付けは、資源のムダづかい」という言葉に反発しているようですが、でも私は他に疑問に思う点があります。


米価下落→生産調整・・・未だに何故こうなるんだろう。この図式が分からない。


ここ数年、『地球温暖化』が叫ばれています。
世界的に異常気象が当たり前(という表現もおかしいんですけど)になりつつある時に、安定した食料生産・確保および供給というのは国民の生命・財産を預かる政府としてはまさに至上命題であるはずなんです。


日本の米作りの技術は素晴らしいものだと思います。冷害や旱魃にもかなり対応できる技術・環境があると思います。この先、世界的に冷害・旱魃等が襲ってきても、日本の技術があればなんとか乗りきれるのではないか?そう思っています。


でも、日本の農家はもう疲弊しています。私が住んでいるのは日本を代表する米作地帯である山形県内陸地方ですが、周りを見回しても農家をなさっているのは70歳代前後。そしてだいたい80歳ぐらいになるとお辞めになるようです。

後継者は・・・いません。農家の子どもさんたちはほとんど収入が安定しているサラリーマンになります。子どもの頃から両親が、

「大変だァ・・・食っていけない・・・」

なんて言ってるのを見て育った人たちが、跡を継ごうなどと思いますか。



米の消費が減った!生産調整だ。食管法が撤廃されて米価が下がって、一俵あたりの値段も下がった。米余りだ。お金を出すから生産調整・減反しろ!言う事を聞かないやつはペナルティーがあるぞ。

そしたら今度は冷害で米不足だ。米が無い。それまで外国の圧力をなんとか凌いでいたが、ちょうどいいから米を輸入しちゃえ!(ちなみにこの時は細川護煕・元首相の連立内閣)・・・。


ある時、ウチにいらしたおばあちゃんが言ってました。

「昔はねェ、一週間働いてやっと米一俵が買えたんだよ。それがねェ、今じゃ一日や二日のお給金で買えちゃうんだから、安いよねェ」

と。なるほどねェ。これじゃ農家の人たちが苦労するはずです。

「なんぼ作たて、もうげなて、無い。食ていぐなやっとだ・・・」
(いくら作ったって、儲けなんて無い。食っていくのがやっとだ・・・)

こんなセリフを、ため息交じりに農家のおじいちゃんやおばあちゃんたちに言わせる政府って、何なんだろう??


これが現実です。このままでは、あと10年か15年もしたら日本の農業は崩壊します。
『さくらんぼの里、寒河江』・・・このイメージも、果たしていつまで保てるか・・・。



中国産毒入り冷凍ギョウザ事件以降、輸入食材の信用が著しく低下しました。
安くて安全・・・これが一番なんですが、それがなかなか両立しない。(農薬漬けなどの)栽培方法もさることながら、ポストハーベスト(『ポストハーベスト農薬 - Wikipedia』参照)の問題もある。


そう考えてくると、やはり国内で安全な食料を、しかも安定して生産してもらう事が如何に重要な事か?そして必要か?痛感します。
もちろん、生産者側も座して政府の言いなりでなんの工夫もない!ではダメです。


私の回りでも小人数ながら若い人が農業に従事していますが、その人たちは減農薬・無農薬野菜などの『安全な食』を目指して様々な工夫をしています。


本来であれば政府やJAといった大きな組織が彼らを応援し、バックアップして技術の確立に努めるべきです。



ところが現実はそうではない。過去の農政を見ても、ホントにその場凌ぎ。今さえ良ければいい、みたいな感じです。彼ら政治家や官僚に、長期戦略という観点はないんでしょうか?


今がギリギリの線です。あと5年もしたら、日本の農業はもうとり返しのつかない事態になります。それが現状です。それを知った上でこのような、農家の人たちを煽るようなポスターを作ったのでしょうか?

>「麦・大豆等へ転作し、自給率を向上」「限られた水田を有効利用することが、国民共通の利益」

この理念はけっこうです。でも言葉が過激すぎます。それに今まで『休耕田にはアレを植えろ、コレを植えろ』といろいろあって、けっきょく踊らされた農家がけっこうあるんです。

麦・大豆等へ転作したらどの程度収入が良くなるのか?

今から国を挙げて『安全な国内産の食材を使おう!』という方向に持って行き、麦や大豆を作ったら安定した販路がこれだけあって、その分、収入も安定しますよ・・・というような、ある程度具体的な青写真を示してもらわないと、農家の人たちも納得しないと思います。作ったのはいいけど売れなかった、もしくは安く買い叩かれた・・・ではますますやる気が無くなります。




私はね、生産調整などしないで米はもっと作ってもいいと思います。でもそれだけじゃ余剰米が増えるだけなので、同時に、官民挙げて米の消費拡大キャンペーンを張る事。


例えば小学校の給食なんて、原則として米飯中心の給食にすればいい。テレビ・ラジオでも米の良さを取り上げてもっと米の消費を勧めるといいと思います。

さらに古米になった備蓄米を海外援助として使う事。

そういう事が何故出来ないのか?やらないのか?けっきょくどっかで不利益を蒙る勢力があって、そういう勢力が強いんだろうなァ・・・と思ったりもします。

それとも、農政は彼らにとってはただの『政争の道具』だから?


ホントに真剣になって、長期にわたるこの国の食料供給問題を議論し、対処して欲しいものです。





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最終更新日  2008年02月26日 10時00分29秒
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