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カテゴリ:特定アジアのお話
中国が、というよりもチベットが大変な事になっていますね。
中国にとってチベット問題というのはけっこうネックだったんですが、なんでまたこんな微妙な時にこんな騒ぎになったんだろうか、と不思議に思っていました。すると、読売新聞でこんなニュースを見つけました。 《引用開始》・・・YOMIURI ONLINEより (2008年3月16日03時37分 読売新聞) 「群衆に装甲車突入」…ラサ住民 中国政府は暴動が発生したチベット自治区入りを事実上制限しており、暴動の詳細は明らかでない。ラサ在住者に電話して聞いた。 チベット族男性によると、ラサ中心部では15日現在、周辺を公安や武装警察などが封鎖。公安の車両が巡回し、交差点などには銃を持った武装警察官が立っており、外出できない状況という。また、日本人男性によると、ジョカン寺(大昭寺)周辺の八角街にはバリケードが築かれ、周囲を封鎖。14日よりも封鎖区域は拡大された。 チベット族男性によると、14日の暴動のきっかけとなったのは、当局の警備車両が群衆の中に突っ込んだことだったという。 男性の同僚は同日午後3時ごろ、ジョカン寺の西にある金谷ホテル近くに展開していた装甲車4台のうち、緑色の1台が群衆に突っ込み、市民が次々に倒れるのを目撃。軍のトラックが倒れていた100人以上を収容して、どこかへ搬送して行った。この後、怒ったチベット族たちが漢族の店などに焼き打ちをかける騒ぎに発展したという。 《引用終わり》 >装甲車4台のうち、緑色の1台が群衆に突っ込み、市民が次々に倒れるのを目撃。軍のトラックが倒れていた100人以上を収容して、どこかへ搬送して行った。この後、怒ったチベット族たちが漢族の店などに焼き打ちをかける騒ぎに発展したという。 もしこれが本当であれば、まさに天安門事件の再来ですね。 しかも相手は学生ではなく、異民族であるチベット族です。それでなくてもチベット侵攻をはじめ、去年の巡礼者の列を標的にして順番に射殺する映像がインターネットに流れるなど、チベット族には虐げられているイメージがあります(実際に虐げられているんでしょうが)。 先の殺虫剤入り冷凍餃子事件、アメリカにおける中国製品問題等、ただでさえ中国に対するイメージが低下している現状で、中国政府はこの事件をどう裁くのでしょうか。 ミクシィニュース(元ネタは毎日新聞)によると、この騒動はすでに他にも波及しているようです(『<チベット>暴動が甘粛省に波及…亡命政府「30人が死亡」』)。 難しい判断を迫られる事になりそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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